約 1,236,878 件
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/685.html
【ゲーム】ファイナルファンタジー12 インターナショナル 【作者名】ジーマン 【完成度】完結(08/06/05~09/01/20) 【動画数】281 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/6999944 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4305.html
『ゆっくり調理ショー』 19KB 虐待 調理 ゆっくり食べたい 補足 ・虐待(ゲスというほどではないけど愚かなゆっくりが酷い目にあいます。ただそれだけのお話) ・調理(ゆ食に寛大な世界観、と都合のいいことを言ってみる) 道行く人達の足並みは皆、どこか忙しなさを感じさせる。 それも当然であろう。 皆、日々を生きる為の路銀を稼ぐために汗水流して働いているのだから。 働かざる者、食うべからず。 それが人間にとって当たり前の日常。 だが、そんな人間を見下したような目線で見つめる者達がいた。 「なんだかにんげんさん、ゆっくりしてないね」 「まったくなのぜ。みてるこっちまでゆっくりできなくなるのぜ」 それは努力や苦労などという言葉とは縁遠い存在。 『ゆっくり』と呼ばれる不思議ナマモノであった。 『ゆっくり調理ショー』 「なんてゆっくりしていないいきものなの」 それが彼ら『ゆっくり』と呼ばれるナマモノ達が抱いた人間の印象であった。 街の大通りを行きかう人や車を眺めるゆっくり一家。 まりさ、れいむの番に2匹の子供という至ってシンプルな構成。 街の中にいる、といっても彼らは野良ゆっくりと言う訳ではなかった。 彼らがいるのはとあるお店の路地に面したショーケースの中であった。 多少の狭苦しさは感じるものの、それなりに動き回れるスペースは有り、快適な温度を保つ空調も整っている。 しかも定期的にあまあまと呼ばれる最高の食事が提供される、まさに夢のようなゆっくりぷれいすだった。 彼らはペットショップで育てられた飼いゆっくり用のゆっくりだったのだ。 生まれてこのかた、苦労などという物とは無縁の生活をしてきたのである。 「にんげんさんはどうしようもないほどゆっくりしてないのぜ。むーしゃむーしゃ」 バリボリバリボリ。 「むーしゃ!むーしゃ!れいむたちはこーんなにしあわせー!なのにねー」 ボリバリボリバリ。 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!」「ちあわちぇー!」 くっちゃくっちゃ。 ゆっくり一家は、あまあまを貪り、食べカスを撒き散らしながら道行く人達を侮蔑していた。 ゆっくりは自身より格下であると認識したものを「ゆっくりしていない」と見下す悪癖がある。 そんなゆっくりしていない人間を、ゆっくりとした状況で眺めながら喰らう食事はまさに「めしうま」状態なのであった。 「ねぇ、おとーしゃん。どうちてにんげんしゃんはゆっくちしちぇないの?」 「それはね、おちびちゃん。にんげんさんはゆっくりしてないからゆっくりしてないんだぜ」 まるで答えになっていない答え。 人間には何を言ってるのかさっぱり理解できない会話であろう。 だがゆっくり同士では実に理にかなった解答であったようだ。 子れいむは父まりさの解答に納得し、行き交う人間達にドヤ顔を向ける。 「ゆっくちしちぇないなんちぇ、にんげんしゃんはかわいしょうだにぇ!れいみゅをみちぇゆっくちしちぇいっちぇね!」 可哀想とはいいながらも、その表情はニヤニヤとしたいやらしい笑みを浮かべていた。 その顔は、完全に人間を下に見ていることを窺わせるものだった。 そんなにやけ顔を浮かべたまま、子れいむは体をくねくねとうねらせながらバチコーン☆とウィンクを飛ばし始める。 「ゆゆーん!おちびちゃん!ゆっくりしてるよぉ~ん!」 「かぁわい~んだぜぇ!おちびちゃんはこのよにまいおりたてんしさんなのぜぇ~!」 親ゆっくり達は我が子のあまりの可愛らしさに歓喜にうち震えていた。 「・・・・・・ゆぅ、でもにんげんしゃん、せっかくれいみゅがゆっくちしたおどりをしちぇるのに、じぇんじぇんゆっくちしてくれないのじぇ~ん・・・・・・」 しかし姉妹の子まりさはガッカリとした表情を浮かべていた。 街を行き交う人々は子れいむのことなど気にかける様子も無く、ただ黙々と通り過ぎてゆくのみであった。 「しかたないよ。しょせんはにんげんさん・・・・・・ゆっくりなんてしてないんだよ」 「ほんと、ゆっくりすることもできないあわれないきものなんだぜ・・・・・・」 ゆっくり達は、心の底から可哀想なものを見つめる視線を人々に向けながら、くっちゃりくちゃりと食事を続けるのであった。 日が沈み夜の帳が下りる頃。 ガラス越しに見える街並みにも変化が訪れる。 日が落ち、暗くなっても街にはネオンが灯り、太陽とはまた違った輝きで街を照らし出す。 変化は景観だけではない。人間の反応も変わって来た。 仕事を終えた人々は一日の癒しを求めて繁華街へとやってくる。 そして今まで見向きもしなかったケースの中のゆっくり達に興味を持つ者も現れた。 心に余裕が出来た人々は、ケースの前を通りかかるたびに立ち止まってはゆっくり一家を眺めていくのだ。 「ゆゆ!?にんげんしゃん!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 再びくねくねと踊りだす子れいむを見て、人間達はニヤニヤとした生温かい笑みを浮かべながら立ち去って行った。 「ゆ!にんげんさんたちがわらってたよ!やっとおちびちゃんのゆっくりがつたわったんだね!」 そんな人間達の様子にゆっくり達も御満悦のようだ。 今度は家族そろってくねくねと踊りだす。 「ゆゆーん!れいむたちのとってもゆっくりとしたおどりをゆっくりみていってね!」 ゆっくり一家が快く踊りを披露していた、その時であった。 ドン!という振動がガラスのケース越しに伝わって来た。 「ゆゆ!?」 どうやら人間の一人が突如ショーケースを叩き始めたようだ。 しかも相当イラ付いているらしく、その感情は露骨に表情として表れている。 「な、なんなの!?このにんげん!!せっかくれいむたちがゆっくりさせてあげてたのに!!」 「ぷきゅーしゅるよ!ぷきゅー!!」 ケースは防音設備も備わっているため、男が何に苛立ちを覚えているのか聞きとることはできなかった。 やがて男は連れの女性に諭され、ゆっくり達の視界から消えていった。 「ゆっ!ゆっ!まったく!ぜんぜんゆっくりしてないくそにんげんだったのぜ!」 「ゆー。あんなゆっくりしてないにんげんさんのことなんてわすれて、れいむたちだけでゆっくりしようね!」 再びくねくねダンスを踊り始めるゆっくり達。 その後暫くの間、一家は人間をゆっくりさせているという満足感に浸り続けた。 そんなことをしていると、突然ショーケースの中が暗くなった。 どうやらケースにカーテンがかけられたらしく、街の明かりが遮られたようだ。 「ゆゆ!?まっくらなのぜ!もうよるさんなのぜ?」 「もうすーやすーやするじかんなんだね。おちびちゃんたち、きょうはもうすーやすーやしようね!」 飼いゆっくりは野生のゆっくりとは違い夜目が効かない。 そのため、暗くなったら直ぐに寝てしまうのだ。 「ゆゆーん、きょうもゆっくちできたのじぇ!」 「あしたはもーっちょゆっくちしようにぇ!」 「ゆふふ、そうだね。あしたもゆっくりしようね!」 こうして、ゆっくり一家の一日は終わり、深い眠りへとついた。 明日もまた、こうしてゆっくりとした時間が過ごせると信じて、安らかな寝息をたてるのであった。 ・・・・・・だが、この一家にそんな『明日』など、来ることはなかったのである。 「うぃーっく!よぉ~し、もう一軒いこうぜぇ~!」 仕事を終えたサラリーマン風の男。 どうやら相当飲んでいるらしく、呂律が回っていない。 「先輩、飲み過ぎですよ。そろそろ帰った方がいいですよぉ・・・・・・」 「てやんでぇ!夜はまだまだこれからだろうがぁ!・・・・・・お?なんだあの店」 男が不意に見かけたその店は、路地に面した生簀(いけす)が設置されていた。 新鮮な魚をいつでも提供できるアピールとして、こうした設計の店はよく見かけるものだ。 が、その生簀の中にいるものが他の店とは違っていた。そこに男は引っ掛かったようだ。 生簀の中にいるのは魚ではなく、ゆっくりだったのだ。 「なんだぁ?ひょっとしてここ、ペットショップかぁ?」 「でも見るからに飲食店ですよね、この店構え」 飲み屋によくある和風の建物で、入り口には暖簾がかけられている。 「ん~?なんだ、こいつら。さっきから気持ち悪くくねくねしやがってよぉ!馬鹿にしてんのかぁ?ごらぁ!」 酔っ払いの男は生簀の中のゆっくり達が気に障ったらしく、苛立ちを露わに生簀をバンバンと叩きだした。 「ちょっ!?ダメですよ!そんなことしたら!」 「うっせー!ゆっくりは虐待だー!ひゃっはー!」 どうやら虐待嗜好があるらしく酔っていることも手伝って、連れの制止も聞かず生簀のゆっくり一家を威嚇しはじめた。 「やめてくださいよぉ!恥ずかしいなぁ、もう。・・・・・・あ?あ!これ!これみてください!」 「ん~?なんだこりゃ」 よく見ると生簀の端に紙が貼られていた。 その貼り紙には『ゆっくり一家の公開調理ショー 本日20 00より』と書かれていた。 「公開調理ショーぉ?ってあれか。客前でマグロ捌いたり、麺うったりするような見せ物か」 「へぇ。それのゆっくり料理版って訳ですか。なんだか面白そうですね。入ってみましょうか?」 「ぐーむ。そうだな。次はこの店にすっか。今オレはモーレツに甘い物が喰いたい気分だ」 「ゆゆぅ~ん・・・・・・もうたべられないのぜぇ~・・・・・・むにゃむにゃ」 気持ち良さそうに眠るゆっくり一家。 だが、そんなゆっくり達の安眠を打ち破る大きな声が店内に響き渡る。 「さぁーー!皆さんお待ちかね!これからゆっくり一家の公開調理ショーを開催いたしま~す!」 「「「うおおおおおおおおお!!」」」 「「「ひゃっはぁあああああ!!」」」 「「「「!?」」」」 突如店内に巻き起こる大喝采に叩き起こされるゆっくり一家。 「ゆっ!?な、なんなの!?」 「とつぜんなんなのぜー!?」 「うるちゃーい!」 「ゆんやー!しゅーやしゅーやできのじぇ~ん!」 一家が目を覚ますと、そこは今までいた生簀(ショーケース)より狭い透明な箱の中であった。 辺りを見回すと、自分達を取り囲むように並べられたテーブルにこちらをニヤニヤとした表情で見つめる人間達が座っていた。 ゆっくり達はその人間達の顔に見覚えがあった。 それは今日、ゆっくり達の踊りをニヤニヤと見ていた人間達だった。 「ゆ!?ゆ!?な、なんなの!?れいむたちのおどりがみたいならあしたにしてね!」 「まりさたちはすーやすーやのじかんなのぜ!ゆっくりしてないにんげんさんはゆっくりしないでゆっくりかえるのぜ!」 そんなゆっくり達の戸惑いなど無視して、進行役の板前が話を進めて行く。 「本日ご用意させていただいたゆっくりはこちらの一家!どうです~?なかなか小憎らしい顔してるでしょぉ? 何せ飼いゆ用に飼育された筈なのに調教師の言うことなんて聞きもせず、ダラダラと喰っちゃ寝を繰り返して現在に至った落ちこぼれゆっくりですからね!」 そう、このゆっくり達はペットショップで最低ランクのゆっくりとして売れ残った者たちだったのだ。 何を教えてもダメダメで、毎日を惰眠と暴食に費やした正真正銘のクズゆっくり。 結果、廃棄という名目でここ、ゆっくり料理専門店に引き取られることになったのだ。 「ですが、そんな自堕落な生活を営んだゆっくり程ブクブクと太り、その皮はモチモチとした食感を醸し出す最高の食材となる訳です!」 板前がれいむの頬をぷにぷにと突くと、たるみきった皮がポヨンポヨンと震えていた。 「や、やめてね!やめてね!れいむのかわいいかおにきたないてでさわらないでね!」 露骨に嫌がる仕草を見せるれいむ。 店内の客たちはそんなれいむをこれから待ち受ける運命を想像し、ニヤニヤと見つめていた。 「それでは本日のメニューをご紹介しましょう。本日は・・・・・・こちら!」 御品書 ・お造り ~ れいむの活け造り ・汁物 ~ まりさのお汁粉 ・揚げ物 ~ 子れいむの天麩羅 ・焼き物 ~ 子まりさの姿焼 板前が半紙に墨で書かれたメニューを高らかに掲げると、店内の客たちから「おぉ~!」という歓声が湧きおこる。 「それではまず『お造り』から・・・・・・」 透明な箱の中かられいむをひょいっと取り上げる。 「ゆゆっ!?おそらをとんでるみたい!?」 「な、なにするんだぜぇ!?れいむをはなすのぜぇ!!」 そしてれいむをまな板の上に仰向けになるように押さえつける。 「ゆっ!?ゆっ!?は、はなしてね!はなしてね!れいむ、こんなところじゃすーやすーやできないよ!」 れいむの戯言など聞き流し、板前は勢い良くれいむの腹に包丁を突き立てる。 ドス! 「ゆげぇ!?」 そのまま包丁をゆっくりとあんよの方へと走らせてゆく。 「ゆぎぃぃぃ!?い゙だい゙い゙い゙い゙!!」 れいむの腹に立て一文字に切り込みが入れられる。 そして、更に切れ込みの両端を横に切り、「エ」の字型の切り込みを入れる。 「こうするとお腹が観音開きのように割腹される訳ですね。ほぉら、ご開帳~!」 れいむの腹は仏壇の扉の様に開かれ、中の餡子がさらけ出される。 「ゆ゙っ!?ゆ゙っ!ゆ゙っ!」 れいむは腹を裂かれた痛みに歯を食いしばり、大きく目を見開いている。 「で、でいぶぅぅぅぅぅ!!?」 「おきゃああしゃあああん!!」 そんなれいむの様子に、透明な箱に閉じ込められた家族達は声を上げることしかできなかった。 「後は扉状に開かれた皮を根元から切り取ります」 れいむは腹の皮を綺麗に切り取られ、真っ黒な内臓(餡子)をさらけ出していた。 「・・・・・・ゆ゙・・・・・・ゆ゙・・・・・・で、でいぶの・・・・・・もちもち、ぽんぽんがぁ・・・・・・」 切り取ったれいむの皮を、魚の切り身のように薄く切り分ける。 「後はこのれいむを大皿に乗せて、切り取った皮を再びれいむのお腹の上に盛りつけていきます」 それはタイの尾頭付きのゆっくり版であった。 れいむは腹を切り裂かれた痛みに口をパクパクとさせている。 その見事な盛りつけに客という名の虐待人間達は歓喜する。 「見事な盛り付けだ。素晴らしい」 「ひゃっはー!やっぱりゆっくりは生かさず殺さずだぜぇ!」 「・・・・・・刺身っていうより北京ダックに近くね?」 「先輩、空気読んでください」 「次は『汁物』の準備にかかります」 今度はまりさを透明な箱から取り出す。 「お、おそらをとんでるみたいなんだぜぇ!?」 「「おちょぉぉしゃぁぁあん!!」」 板前に掴まれたまりさは空中でケツをもるんもるんと揺らしながら抵抗をする。 「は、はなすんだぜぇ!このげすにんげん!さいっきょうのまりささまにぶっとばされたいのぜぇぇ!?」 そんなことを言ったところで事態が改善される訳でもなく、まりさが料理される準備は順調に行われていく。 「このよ~く熱した空の鍋にまりさを入れまーす」 成体ゆっくりが余裕で収まるサイズの鍋の底にまりさのあんよをグッっと押しつける。 ジュゥゥゥゥ!! 「ゆんぎゃぁぁぁぁぁ!!あ゙づい゙い゙い゙い゙い゙ぃぃ!!」 所謂『足焼き』と呼ばれるポピュラーな虐待の手法である。 「こうしてあんよを焼き潰しておかないと鍋から飛び出してしまいます。ここは入念に焼いておきます」 「あ゙づい゙あ゙づい゙あ゙づい゙あ゙づい゙ぃぃぃ!!!やべでぇぇぇぇぇ!!!」 体をぐねぐねとよじらせるが、頭から押さえつけられているため鍋から脱出することはできない。 こうしてじっくりとあんよは焼かれゆく。 「十分あんよが焼けたら鍋の中に水を入れます。まりさが肩まで浸かるくらいが目安ですかね。まあ、ゆっくりに肩なんて無いんですが」 つまり口元くらいまで、ということである。 鍋の中に水が注がれ、さながらまりさがお風呂に浸かっているかのような画となった。 「ゆ、ゆ、ゆ・・・・・・」 まりさは水によって一時的に鍋が冷却されたことにより、少しの間だけ休息をとることができた。 だがその安心もつかの間のことだ。 ゆっくりは水に弱い。いつまでも水に浸かっていたら体が溶けてしまう。 「ゆぐぐぐ!うごくのぜ!まりさのあんよさん!うごくのぜぇぇぇぇ!!」 まりさがどんなに力を入れても、焼潰されたあんよが動くことはなかった。 次第に焦りが増してゆくまりさ。 「こ、このままじゃとけちゃうぅ!まりさのからだがとけちゃうのぜぇぇぇ!!」 まりさは必死にここから抜け出そうと体をくねくねと動かすが、どうにもならなかった。 「へははは!みろよ!あのまりさの間抜けな踊り。店先で踊ってた時よりも上手なんじゃないか?」 周囲の虐待人間たちは必死に抗いもがくまりさを見て嘲笑う。 その嘲笑にまりさは顔を真っ赤にしながら声を上げる。 「なにがおがじいぃぃぃ!わ、わらうなぁぁぁ!!わらうなぁぁぁ!!だれが、まりざをだずげろぉぉぉ!!」 そんなまりさの憤りも、虐待人間達にとっては笑いのツボを刺激する、無様な遠吠えにしか聞こえなかった。 「くすくす・・・・・・無様なものね」 「うひひひ、あんのぶっさいくな顔!さいっこぉ~」 「ひゃぁ~はっははぁ!もっとブヒブヒ叫べよ、この糞饅頭!」 鍋の水は次第に熱を帯び、ポコポコと沸騰を始める。 「ゆぎぃぃぃぃ!!あ、あずいぃぃぃぃ!!」 熱湯はまりさの肌を溶かし、鍋の中をあずき色に染めてゆく。 「さて、まりさは暫くお風呂に入っててもらうとして、その間に次のメニューにとりかかりましょう」 「あじゅい!あじゅい!やべちぇぇぇぇ!!」 七輪の上で飛び跳ねる子まりさ。 熱した金網から逃れようと必死に七輪から飛び出そうとするが、板前は菜箸を巧みに使って常に七輪の中心に来るよう弾き飛ばす。 「やべちぇえ!どぼじでまりちゃのじゃましゅるのじぇぇぇ!このじめんしゃん、あちゅい!あじゅいのぉぉ!!」 どれだけ飛び跳ねようともこの灼熱地獄からは逃げることはできない。 板前はまりさの時のように押さえつける足焼きをしなかった。 じっくりと時間を掛けて子まりさを焼いてゆく。 次第に子まりさのあんよは焼けただれ、ついに動けなくなってしまった。 「・・・・・・あじゅい・・・・・・あんよしゃん・・・・・・うごいちぇ・・・・・・あじゅいの・・・・・やじゃ・・・・・・」 動けなくなった後はもう、じっくりと全身に火が通るよう弱火でじわじわと焼き上げる。 板前が菜箸で子まりさをひっくり返すと、その肌にはきれいな網目状の焼跡がついていた。 「・・・・・・ふぅ、見事な縞パン模様だぜぇ」 板前の職人技に、観客からは感嘆のため息が漏れるのであった。 「やめちぇね?やめちぇね?れいみゅに・・・・・・ひじょいこちょ、しにゃいでにぇ?」 ガタガタと震える子れいむ。 今までの様子を透明な壁越しに見ていたのだ。 その顔は恐怖に染まり、目から、口から、しーしー穴から、体中の穴という穴から汁を垂れ流していた。 「子れいむは汁気が多いのでそのまま素揚げにすると油がはねて危険です。ですから衣をつけて揚げる、天麩羅が適しているでしょう」 板前は子れいむを予め作っておいた天麩羅の衣の中に放り込んだ。 ベチャリ。 「ゆんやぁー!?にゃにこりゃぇぇ!べちょべちょしちぇちぇきもちわりゅいぃぃ!!」 ドロドロの衣の中でもがく子れいむであったが、まるで底なし沼にハマったようにずぶずぶと沈んでゆく。 とっぷり衣の中に埋まった子れいむを菜箸で摘み上げると、すかさず熱した油の中へと投入する。 ジャー!パチパチパチ! 高熱の油にダイブさせられた子れいむは、ものすごい勢いでもるんもるんと悶え始めた。 「油の中でケツ振りダンスとはなかなか活きのいい子ゆだな」 「なんかワカサギの天麩羅思いだしたわ。あれも生きたまま暫く油の中で泳ぎ回るんだよな」 油の中に水没しているため、虐待人間達には絶叫こそ聞こえぬものの、体を張った愉快な子れいむのリアクション芸に満足する。 やがて子れいむは、固まった衣に動きを封じられ、動けなくなってしまう。 その瞬間を見計らって、板前は網で子れいむをさっと救いあげる。 「ゆ゙、ゆ゙、ゆ゙・・・・・・」 取り出された子れいむはまだ生きているらしく、苦悶の表情を浮かべていた。 「さあ、これで本日の料理は出来上がりです。まりさの方もいい感じに餡子が溶けだしてますよ」 「ひゃっはー!活きの良い内にいただこうぜぇ!」 「うめぇ!この汁粉、丁度いい甘さだ。じっくり生きたまま煮込んだから餡子の旨味が増してるんだな!」 「溶けたまりさの皮も良い感じにモチモチとしてて本当のお餅見たい!」 「皮だったられいむの刺身もいけるな。腹の餡子を削り取って、こうして皮で巻いて食べると・・・・・・美味い!」 「天麩羅や姿焼も美味そうだなぁ。これ、一人分しかないんですか?」 「子ゆ(ざいりょう)はまだありますので天麩羅や焼き物が欲しい方はご注文ください」 「じゃあ天麩羅を一つくれ!」 「こっちは焼きまりちゃ2つねー!」 「へい!ありがとぉ~ございやす!」 まりさの下半身は既に溶けてなくなっていたが、顔のある上半身はまだ残っていた。 れいむもまた、腹部を中心に皮と餡子を抉り取られながらも生きている。 そして、自分の体と子供達が無残に、人間達に食べられてゆく光景を、死ぬことも許されず延々と見せられていた。 「やべ、で・・・・・・むーしゃむーしゃ、しないで・・・・・・お、おちびじゃん・・・・・・」 「どぼじで・・・・・・どぼじで・・・・・・ごんなごと、に・・・・・・」 れいむとまりさは涙を流しながら、突然我が身に降りかかった不幸を嘆いていた。 「へ!何が『どぼじで』だ。ちゃんと飼いゆっくりの勉強してりゃ今頃は愛護派の元で幸せに暮らせてたかもしれねぇのによ」 「野良ゆが溢れるこの時代に、飼いゆとしての教育を受けられること事態ラッキーなのに。それを自ら棒に振るなんて・・・・・・ホント、バカだよなコイツら」 「つまりは自業自得。目先のゆっくりに捕らわれて、未来の為の努力を怠った報いよ」 「「ゆっ!?」」 精神攻撃はゆ虐の基本、とばかりに虐待人間達は厳しい意見をゆっくり達にぶつけてゆく。 そんな虐待人間達の言葉を受けて、二匹は今頃ながら後悔した。 毎日毎日、ゆっくりできないことを押しつけてくる人間に逆らい続けたこと。 どうしてあの時、人間の言うことを聞いていなかったのか。 そうしていれば、こんなゆっくりできない目に会うことなどなかったのだ。 「そう、か・・・・・・だから、にんげんさんは・・・・・・ゆっくり、してなかったんだ、ね」 そして理解する。 人間達のゆっくりしていない日々の意味を。 あれは、人間達が未来をゆっくりするための努力だったのだ。 それを、自分たちはゆっくりしていないと一笑した。 だが、ゆっくりしていないのは自分たちの方だったのだ。 その結果が、これである。 「ゆぐ・・・・・・ゆぐり・・・・・・ばりざだちが、ばがだったのぜ・・・・・・」 「どぼじで、どぼじで、にんげんざんの・・・・・・いうごど、ぎがなかったんだろ・・・・・・ゆぐぅぅぅ!!」 二匹は泣いた。 自分の愚かさに。その末に至った現状に。そして、もう訪れることのない明日に。 ただただ、泣き続けた。 「ひゃは!見ろよ、こいつらブッサイクな顔して泣いてるぜぇ!ひゃっはー!たまんねぇ!」 それが、虐待人間たちを喜ばせる最高の肴になるとも知らず、ゆっくり、ゆっくりと死ぬまで泣き続けるのであった。 <了> 前作:anko4211 連続飼いゆ殺ゆん事件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1814.html
虐待お兄さんはどんなゆっくりでも虐待すると世間から思われているが、それは大きな誤解だ。 良いゆっくりは虐めない奴だっているし、ある種類のゆっくりは可愛いからと虐めない奴もいる。 第一虐待お兄さんと一言で言っても、極限の苦痛と恐怖を味わわせて一気に殺す人や、じわじわとゆっくりが疲弊し、精神をすり減らしていくところを見るのが好きな人なんかもいる。 要は虐待お兄さんにもいろいろと趣味や個性があって、中には僕の様に一種類のゆっくりだけを虐待する偏食家もいるってことだ。 僕はゆっくりぱちゅりーを虐待するのが専門のお兄さんで、時間をかけていたぶるのも一気に殺すのも大好きだ。 ゆっくりぱちゅりーの魅力は、独特の鳴き声とゆっくり最高クラスの頭脳、普通のゆっくりのように虐めるとすぐに死んでしまうような脆弱さにある。 すぐに殺してしまわないように気をつけなくてはいけないが、慣れればこれほど面白いゆっくりはいないと僕は個人的には思う。 そんなわけで、今日は森の中で一生懸命食料を集めていた成体のぱちゅりーを捕まえてきたんだ。 ゆっくり捕獲用の睡眠薬を塗った吹き矢の効力で、ぱちゅりーは籠の中でゆっくり眠っている。 彼女を見たとたん、僕の頭にはすぐに虐待プランが浮かんできた。 僕は家に帰るとすぐに作業に取り掛かった、作業が終わると後かたずけをしてぱちゅりーを虐待部屋に置いておく。 虐待部屋にはマジックミラーが仕掛けられていて、虐待部屋の隣の虐待鑑賞部屋で、ぱちゅりーが起きるまでゆっくり待つことにした。 一時間は経っただろうか、ぱちゅりーはやっと目が覚めたようだ。 「むきゅ…ぅぅ」 さて、僕の作業がぱちゅりーにどんな影響を与えたのか、ゆっくりじっくり観察しようじゃないか。 ゆっくりぱちゅりーは、体中に感じる倦怠感とともに目を覚まして、すぐに自分の体の異常に気づいた。 「むきゅ~?なにかへんだわ」 何かが変だと思うのだがそれが何なのかがよく分からない、こんな事は今までに一度もなかったはずだ。 ご飯を集めていたことは覚えているのだが、なぜこんなところにいるのだろう?さっぱり分からない。 「きゅ~なんだかこわいわ…」 ぱちゅりーはだんだん不安になっていく、何なんだろうこの体中に感じる寒気は。 ゆっくりぱちゅりーを構成していた重要な何かが、ごっそり無くなってしまった様な損失感はあるのだが、それが何だったか分からない。 「むきゅぅぅ…わからないわ…」 自分の体に何が起きたか、なぜこんな場所にいるのかが分からないぱちゅりーは、小さな体が不安で押しつぶされそうになっていた。 目もとからは自然に涙があふれてくる、ぱちゅりーは小さな声で泣きだした。 「なるほど、予想道理の展開だな」 僕はぱちゅりーの泣き顔に思わず顔が綻んでしまう、そろそろぱちゅりー虐めを始めますかね。 僕は虐待観察部屋から出ると、ぱちゅりーの待つ虐待部屋に入っていく。 「きゅぅぅ…きゅぅ…」 「おはようぱちゅりー、とても元気そうだね」 僕は病院の医者が来ているような白衣を着てぱちゅりーににこやかに挨拶する、僕の虐待装束だ。 ぱちゅりーは僕のことを警戒してか、ゆっくりと後ずさっていく。 「ぱちゅりー、体は大丈夫かい?」 「むむきゅ~!あなたはだれ?ここがどこなのかおしえてほしいわ!!」 質問の多い子だ、まずは自分の体がどんな状況にあるか教えてやろう。 「ぱちゅりー落ち着いてくれよ、僕は君の味方さ君が森の中で倒れているのを見つけて、ここまで連れてきてちょっと体を弄らせてもらっただけなんだ」 「むきゅ…いじったってなにをしたの…?」 ぱちゅりーは顔を真っ青にして僕のことを見ている、人間が危ない生き物だということが分かる程度には賢いようだ、いや賢かったというべきかな。 「君の体に何をしたか簡潔に説明しようか、僕は君の体の中をぐちゃぐちゃにしてやったんだ」 「むきゅ!ななんでそんなことしたの!!!!ぱちゅがゆっくりできないわ!!」 ぱちゅりーは自分の体の異変が僕のせいだと分かって、怒りだしたが今は黙っていてほしいので説得する。 「はっはっは、とりあえず僕の話は黙って聞いた方が良いと思うよ、自分の体の話だ僕の話をしっかり理解しないとゆっくりできないぞ」 「きゅ~…わかったわゆっくりだまるわ」 やはりこのぱちゅりーは相当に賢い部類に入るぱちゅりーだったそうだ、僕に会わなければきっと幸せな人生を送れただろうに。 僕は自分が虐待したゆっくりの、もしも僕に出会わず幸せな生活を送れていたらどうなっていたか想像するのが好きだ。 想像の中では、ぱちゅりーは素敵なゆっくりまりさと子供たちに囲まれて、幸せにゆっくりしている。 妄想と現実とのギャップは、僕の虐待意欲をさらに盛り上げてくれる。 「良し黙ったねいい子だ話を続けよう、君達ゆっくりにとって体の中の餡子、君の場合はクリームだけどそれらは人間でいう何に当たると思う? 脳だったり内臓だったり、筋肉だったり骨だったりするんだが、その中でもゆっくりの体の中心にあるクリームは特に脳としての機能を持っているんだ 僕はそこの部分の中から、ある個所を君から摘出させてもらった、何処だと思う?君の記憶をつかさどる場所だ。」 「きおく?」 ぱちゅりーは僕が何を言っているのか、自分がどんな深刻な状態かよく分からないようだ。 例を出して、自分の体がどうなったか分かってもらおう。 「そう、記憶だよ分かりにくいんだったら例をだそう、ぱちゅりー、森はどんなところかお兄さんに教えてくれないかな」 「むきゅ!かんたんだよもりはね!…もりはね…もりは」 ぱちゅりーは最初は僕の簡単な問いにすぐに答えようとしていたが、とっさに森がどんなところか思い出せないようだ。 ぱちゅりーの表情が硬くなり、ふるふると体が震えだした。 「どうしたんだい?君は森に住んでいたんだよね?分からないはずはないんだがな~」 「まっまって!!も…もりはね…ゆっくりできるところだよ!!!」 「そうかい、それじゃあそのゆっくりできる森の中にはどんなものがあるんだい?教えてくれないかな」 「ゆ…ゆっくりできるものだよ!」 そういうことを聞いているんじゃないんだが、まぁ良い。 ぱちゅりーの顔は青ざめて目もとに涙が浮かんでいる、元が賢いぱちゅりーだったことだし、自分の状態が何となく理解できてきたのかもしれない。 しかし、それを認めたくないんだろう。 僕はポケットから小さな葉っぱを取り出す、必要になるだろうと森の中で拾ってきたものだ。 「ぱちゅりーこれが何か教えてくれないかね森の中に沢山あるから、君ならすぐに分かると思うんだが」 「む…むきゅ…か…かんたんよ!!!それはそれは…」 「ゆっくりできるものなんて言うなよ、これの名前を言うんだ早く」 「きゅ…きゅぅぅ…うぅぅええぇぇぇ」 ぱちゅりーは口から少量のクリームを吐き出した、命にかかわる量ではないようだな。 目の前の慣れ親しんでいたものがどんな物かさっぱりわからない事に、強い精神的なショックを受けているようだ。 クリームを吐き出して苦しそうにもがいているぱちゅりーを見つめながら、僕はぱちゅりーに話しかける。 「なぁぱちゅりー、君は自分の体がどんな事になっているか、今のでよく分かったよね」 「きゅ…きゅ~」 「今の君は僕の手術で今まで蓄積してきた全ての知識が消失しているんだよ、赤ゆっくりでも分かる基本的な事も君はさっぱりわからなくなっている」 「きゅ…」 「ちなみに今から何かを覚えようとするのも君には難しいぜ、そのための器官は僕が完璧に切除した」 「うそ…うそでしょ…」 ぱちゅりーがぼろぼろ涙を流しながら、自分の吐いたクリームで汚れた口を動かして言葉を喋る。 「僕の言っている事が嘘かどうかは自分が一番分かっているはずだ」 僕は泣き叫ぶぱちゅりーを抱えて、ぱちゅりーを捕えた森まで連れていってやった。 「さぁ、大自然の中に帰りたまえ、今度は僕の様な虐待お兄さんに会わないように祈っているよ」 「むきゅきゅ~!!まっまって!!ぱちゅはこんなところじゃいきていけないよ!!!おにーさんまって!!!」 ぱちゅりーは泣き叫びながら僕を追いかけてくる、赤ゆっくりより頭が悪いぱちゅりーがこの自然界を生き抜ける筈がない。 必然僕に頼らなくてはいけなくなる。 「何でも言うことを聞くなら、家まで君を持って帰ってあげていいけど、どうするんだい?ぱちゅりー」 「おねがいだから!ぱちゅをおにーさんのおうちにつれてってね!」 なるほど、そこまで頼むのならばとりあえずこいつは家に持ち帰って、奴隷として死ぬまで嬲って嬲って嬲って、最後に殺してやることにしよう。 僕は爽やかスマイルを浮かべながら、ぱちゅりーの髪を掴んで持ち帰ってやることにした。 自然の中では生きられないゆっくりを家に持ち帰って飼ってやる、結構僕はナイスガイだな。 僕は鈴虫の綺麗な鳴き声を聞きながら、自宅に向かってゆっくりと帰って行った。 作:ゆっくりな人 以前書いた虐待 ゆっくりカーニバル 臭い付きゆっくり(上) 臭い付きゆっくり(下) ゆっくり移植 きらーうーぱっく 教育!田舎ゆっくり ゆっくりジャグリング DXトラップ いじめダメ絶対(ゆっくりは可) てんことお兄さん1 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/937.html
※これは拙作『詰め替えゆっくり』の設定を使っています。独立していますが、先にそちらを見ていただいた方が良いかも知れません。 ※東方キャラ登場注意 人間の里唯一の喫茶店では、今日も忙しく人が動き回っている。 その中に、ひときわ目立つ客がいた。 男女の二人連れ。 それ自体は珍しいものではない。この店は人間どころか妖怪も来るし、カップルで来る者もいれば、夫婦で来る者もいる。 だが、この二人連れ……特に女性は、ただそこにいるだけで店内の視線を集めていた。 美しい銀髪と同色の輝く瞳、絶世の美女という言葉だけでは表せないほどの、その場が輝いている様に錯覚するほどの美しさ。 更に赤と青の交差した服とお揃いの十字のマークが入った帽子を被るという奇妙な服装となれば、目立たない方がおかしい。 店にいる男性達は、皆がそんな女性を横目で、あるいはじっくりと眺めてしまい、相手のいる者は睨み付けられたり腕や手をつねられたりしている。 また、男性も幾らかの男性から視線を受けている……いや、睨まれている。相手のいない男性が嫉妬しているという所だろうか。 だが、様々な意味で店の注目を一身に受けている当の二人は、そんな事を気にも留めず、のんびりと注文の品を待っていた。 「……で、話はなんだ?」 注文の品が来たと同時に、男は独り言の様に話を切り出した。 直前まで別の話をしていた女は、当然だが突然の男の言葉に目を白黒させる。 美しい灰色の瞳をしばたたかせるその様子は、女を知る者ならば目を疑う光景だろう。 だが、男はそんな珍しい物を見たという事実を気にもせず、更に言葉を重ねた。 「何か用があって呼び出したんだろう。何の用なんだ?」 若干の苛立ちを含んだその声色に、女はふっと微笑んでコーヒーを一口飲んだ。 『ゆっくりのんでいってね!』 「変更?」 「そう」 顔をしかめて聞き返す男に、女……八意永琳は、まだ熱いコーヒーをちびちびと飲みながら一言で答えた。 「どういう事だ」 「言葉通り。別の実験をして欲しいのよ」 お願いね、と付け足して、永琳は満面に笑みを浮かべる。 それを見た周りの者は、客も店員も男女も関係なく、自分が向けられている訳でもないのに顔を赤くした。 ただ一人反応しなかった男は、楽しそうに自分の顔を眺めている永琳に渋面を返しながらも、二つ返事で答える。 その後も様々に話しかけてくる永琳を適当にあしらいつつ、男はこれまでの事を思い出していた。 幻想郷一のひ弱な生物と噂される、ゆっくりの中身を別のものに入れ替える実験。 男が請け負った依頼はそれである。 永琳の依頼を受けて以来、男は毎日実験を繰り返した。 れいむに酒を入れた。まりさにペースト状の唐辛子を入れた。ちぇんに廃油を入れた。みょんには生ごみを入れた。 あらゆるゆっくりの中身を、時には食物、時には金属と入れ替え続けた。 半分以上は即死し、更に半分は精神崩壊し、残りはその後何らかの障害を負った。 実験材料となった全てのゆっくりが、今もなおゆっくりできない状況にある。 男は、それがたまらなく楽しかったし、このまま一生続けても良いと思うほどに生きがいすら感じていた。 それが、急に呼び出されたと思ったら別の実験をしろとのお達しである。腹が立つのも当たり前だ。 ――せめてここの払いは割り勘にしてやろう。 そう考えて、男はニヤリと笑った。 「……話、聞いてる?」 ふと気づくと、目の前には白い目で睨む雇用主がいた。 ぼうっとしていたと正直に答えて、男は正面から永琳を見つめる。 「で、具体的な内容は?」 男が別の実験をする様に永琳から依頼を受けて数日後。 彼の目の前には、ゆっくりの中で最もポピュラーなれいむ種・まりさ種が合わせて5匹いた。 どうやら、家族でゆっくりしていた所を捕らえられたらしく、皆上向きに鎖に縛られて居心地悪そうに震えている。 男は、そんな不運なゆっくり家族を、感情のない目でただ見つめていた。 「ゆ……ゆっくりしていってね!」 無言のまま自分達の方を眺めている男にしびれを切らしたのか、中くらいのゆっくりまりさが声をかけた。 だが、男は何か言うどころか、その場に立ち尽くしたまま身動きもしない。 「おにいさん! これじゃゆっくりできないよ! ゆっくりおうちかえしてね!」 子まりさは、沈黙をただ聞こえてないだけだと思っているらしく、縛られている鎖をじゃらじゃらと鳴らして訴える。 同時に、他の家族も口々に帰りたいと騒ぎ始めた。 だが、男はそれら全てを聞こえてないかの様に無視して、別の部屋へと移動する。 「ゆっ、どこいくの……まって! まっでよぉぉぉ! おうぢがえじでぇぇぇ!!!」 ゆっくり家族の嘆きを背に、男は実験の準備を始める。 「おにいさん! まりさたちすごくゆっくりしてるんだよ! だからおうちに……」 帰らせて、と言いかけて、子まりさは言葉を失った。家族も騒いでいたが、子まりさと同じ様に呆然としている。 当然の事だ。戻ってきた男は、明らかに異常な物を持っているのだから。 何かの容器に入った、灰褐色の液体。 ゴミを数日放置したらこうなるだろうと思われる異様な臭いを、辺りに撒き散らしている。 あまりの悪臭に小さいゆっくり達はけほけほと咳き込み、親ゆっくりと思われる大きめの二匹すら顔色を青くした。 小さいゆっくりの中には、あまりの事に耐えられず、アンコを吐こうとしているものもいるが、上向きのため吐き出せないでいる。 「おにいさん……なに、それ……」 饅頭としては食べたくないと思わせる顔色のまま、震える声で問いかける親れいむ。 男はそれを無視し、無言のまま液体を親れいむの口に流し込んだ。 「やべっでっえぇぇぇぎゃっぴぃぃぃ!!! ……ぴゃっ、びきぃ、ぴぇぇぇぇ……」 液体を口に流し込まれる度、親れいむは珍妙な声をあげた。 痛い。苦い。すっぱい。気持ち悪い。 すぐにこんな物は吐き出したかったが、上向きに縛り付けられているため吐き出したくても吐き出せない。 やめて欲しい。いっそ殺して欲しい。ゆっくりしたい。楽になりたい。おうちにかえりたい。 意識にノイズがかかった様な世界の中、親れいむはただ流し込まれる何かに耐え続けた。 「ごぶぼぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!! げぶっ、ごぶっ……」 親れいむの口に液体を流し込んでいた男が、不意に手を止めた。 容器の液体は、もう半分程度しか残っていない。逆に言うと、親れいむはゆっくりと時間をかけて容器半分に値する毒液を流し込まれた事になる。 その間、子供達どころか、つがいと思われる大きめのゆっくりまりささえ、あまりの恐怖に涙を流して眺めているだけだった。 もし、親れいむが何か言える状態なら、液体を流し込まれている間の苦しみを家族に訴えていただろう。 だが、今は寒天の目がぐるんと裏返っている。自己防衛なのか、親れいむはとっくの昔に意識を失っていたのだ。 「げぼっ……げぼっ、がぶばぁぁぁ……げぼっ……」 既に気絶しているはずの親れいむの口の中から、壊れた水道管の様にごぼごぼとにごった音が聞こえてきた。 体が、吐き出さなくてはならないと判断しているのだろう。 音と同時に、灰褐色のしぶきが辺りに飛び散っていく。黒いものが混じっているのは、アンコも一緒に吐き出しているからだろうか。 いずれにせよ、この親れいむはもう長くないだろう。 男がそう考えながら親れいむを見ると、顔全体ににきびの様な何かが浮き出ていた。 「れいむ……れいむぅぅぅ!!! じなないでぇぇぇ!!! じんだらゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!!」 やっと気を取り直したのか、つがいのまりさはがしゃがしゃと鎖を鳴らし始めた。 寒天の目には涙があふれ、鎖に接している皮は動く度にぼろぼろになっていく。 それでも、まりさはどうにかしてここから抜け出そうと、必死にもがき続けた。それもこれも、全てはれいむのためである。 あんな毒液を飲まされたのだ。このままでは、もう二度とれいむと一緒にゆっくりする事はできないだろう。 だからこそ、少しでもれいむのそばに行ってやりたかった。ほほをすり寄せて、一緒にゆっくりしたかった。 「おにーざん、ゆっぐりだずげでぇぇぇ! れいむといっじょにゆっぐりざぜでぇぇぇ!!!」 もはやれいむと一緒にゆっくりする事しか頭にない親まりさは、こんな状況に追い込んだ男に声をかけた。 「おでがいでずぅぅぅ! なんでもやるがら、まりざをはなじでぇぇぇ!!!」 がしゃがしゃと鎖を鳴らしながら、親まりさは男に向かって悲痛な声をあげた。 自分を解放できるのは男だけだと判断して声をかけたのは、間違ってはいない。男なら鎖を外す事は簡単に出来るからだ。 だが、まだ容器に半分の毒液がある事を、まりさは忘れていた。 「なんでもすると言ったな」 呟いた男の手にある毒液が、微かに波立った。 「ゆっぐりやべでね! ゆっぐりやべでね! ……いやぁぁぁぁぁ!!!」 縛られている鎖をがしゃがしゃと鳴らすまりさ。その目には、涙があふれている。 あれから、親まりさに残り半分、子供達には同じ液体を一割ずつ流し込み、残りは中くらいの子まりさだけになっていた。 「やべでぇぇぇ!!! ゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!!」 子まりさは悲鳴を上げつつ、少しでも液体を飲まない様に暴れ続ける。 液体が顔にかかっておぞましい感触が伝わってくるが、それでも飲むよりはましだ。子まりさは、そう考えていた。 先ほど毒液を飲まされた親れいむも親まりさも子ゆっくり達も、まだ意識を回復せず、皆白目をむいて小刻みに震えている。 顔全体ににきびの様なものが浮き出ている有様は、最初からゆっくりはこういう物体だったと錯覚してしまうほどに不気味なものだった。 そんな家族の末路をゆっくりと見ていた子まりさは、これは絶対に飲んではいけないものだと分かっていた。 だから、流し込まれないため、生きるために、今は必死に避け続けているのである。 「ゆっぐりざぜでぇぇぇ! おでがいだがらやべでよぉぉぉ!!!」 泣き叫びつつも、子まりさの目は冷静に容器を見つめていた。 六割程度あった毒液が、もう三割程度まで減っている。 このまま避け続けていれば毒はなくなる。後で体を洗わなければならないだろうが、飲んで家族の様になるよりはずっとマシだ。 更にこぼれていく毒液を見て、内心ほくそ笑む子まりさ。 だが、そこで安心してしまったのか、僅かに反応が遅れた。 その隙を見逃す男ではない。 素早く子まりさの左右に余った鎖を詰め込み、上向きのまま全く動けなくさせてしまった。 「ゆっ! ……ゆっぐりじでいっでねぇぇぇ!!!」 混乱しているのか、なぜかいつもの鳴き声を上げる子まりさの口に、毒液が流し込まれた。 「やべべべべぇぇぇ!!! げげぼぼぼぼぉぉぉ!!!」 灰褐色のよだれをたらしながら、おぞましい感触に身を震わせる子まりさ。 なぜ自分達がこんな目に遭うのか。そんな無意味な事を考えながら、子まりさは意識を失った。 ●ケース5 生ゴミ 親ゆっくりれいむ 1 親ゆっくりまりさ 1 子ゆっくりまりさ 1 小ゆっくりれいむ 1 小ゆっくりまりさ 1 合計 5 数日放置して醗酵させた生ゴミから漏れ出した汁を摂取させる。 摂取直後、全体にアレルギー反応と思われる湿疹が浮き出る。 親ゆっくり・子ゆっくりは摂取後3日で死亡。小ゆっくりは4時間後に死亡。 なお―― 報告書を書いている最中、ふと何かを思い出した様に顔を上げる男。 その表情には、若干の不快感がにじみ出ている。 彼は、数日前の出来事を思い出していたのだ。 「で、具体的な内容は?」 「簡単な事よ。生ごみでも油でも硫酸でも、これまでアンコを取り去って詰め替えていた物を、今度は食べさせるの」 さらりと恐ろしい事を言う永琳に、男は首を傾げた。 ゆっくりが哀れに思った訳ではない。単純に理解できなかっただけである。 「食べさせる……とは?」 「ゆっくりのエサを、詰め替えていた物に変えて欲しいって事よ。基本的にはそれだけ」 分かった、と頷いた男を見て、永琳は物分りが良くて助かると微笑んだ。 「液体・固体の区別なく食わせるが、それは良いのか?」 「良いわよ。その辺りは任せるわ」 笑顔を崩さずに軽く答える永琳に、ああ、などと気の抜けた返事をしつつ、男はこれからの事について思いをめぐらせていた。 生きがいとも思っていた詰め替えはもう出来ないが、今度は食べさせる事が出来る。 要は、口から入れるか、体に直接入れるかの違いなのだ。 やる事はほとんど変わらない。ならば、楽しんだ方が良い。 問題は、どう楽しむかだ。 考えはじめた男に、よろしくと言い残し、伝票を渡して去っていく永琳。 「あれを使って……いや、いきなり殺すのはよろしくないな。時間はあるんだから、もっと……」 ぶつぶつと呟く男が残された伝票に気づいたのは、永琳が去ってから一時間後の事だった。 しばらくぼうっとしていた男は、ふと顔を下に向けた。 そのまま、硬筆のカリカリという音だけが響いた。 なお――この報告書を受け取った日は、そちらにおごって頂くのでそのつもりで。 ニヤリと凶悪な笑顔を見せる男。 食い物の恨みは、恐ろしいのだ。 37スレ670台の薬関連の話題を見て思いついたのでつらつらと。 ところでこの男、虐待お兄さんなんでしょうかね? by319 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4731.html
スーパー赤ゆっくりボール (1) 特別悪い事をしていないゆっくりが虐待お兄さんに虐待されます お兄さんは少しウザいかもしれません ゆっくりの生体機能に一部俺設定を含みます ゆっくりの平仮名台詞、特に赤ちゃんゆっくりの台詞を多く含みます 読みにくいと思います 書きたいことを書き殴っていたらダラダラと長くなってしまいました 初SS+低文章力注意 「ゆぎゃぁぁぁぁん!!!やめぢぇぇぇぇ 『ブヂュッ!!』 ゆぼびゅっ!?」 「・・・ゆっ・・・ぎゅ・・・ぃ・・・・・・・・ゅ・・・・・・」 はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・・・・ シンと静まり帰った森の中では、途絶えたゆっくりの声に替わり、 興奮した獣のような荒い息づかいの音だけが聞こえていた。 -------------------------------- 「ふう・・・」 溜息をひとつ吐く。 「・・・あーあ・・・またやっちまった・・・」 そう呟きながら俺は足を持ち上げる。 俺の足があった位置には、ビローンと潰れた小さい饅頭の皮と赤いリボンの残骸。 その場所を中心に餡子が放射状に広がっている。 俺の周りには同じように無惨に潰れた饅頭の残骸が幾つか転がっている。 「赤ゆっくり潰しは最高に楽しいんだけどなぁ・・・ 一撃で終わっちまうのがなぁ・・・」 ブツブツ言いながら、靴をその辺の石に擦りつけて、靴底にこびりついた餡子を拭う。 俺は新人の虐待お兄さん。 一番の好物は赤ゆっくり。 そして一番好きな虐待は"踏み潰し"だ。 などと言うと、先輩のお兄さん達からは、 ひねりが無いだの、風情が無いだの、 ゆっくりはじわじわと身体的にも精神的にも追いつめて虐待するものだの、 お説教を聞かされるはめになる。 もちろん、それもわかる。 俺だって、 柔らかいほっぺをちぎったり、生きたまま囓ったり、巣ごと水攻めにしたり、 髪の毛を全部引きちぎったり、腐った生ごみや大量のうんうんを無理矢理食べさせたり、 タバスコを一気飲みさせたり、熱した鉄板の上でじっくりと足を焼いたり、 つぶらなおめめを抉り抜いたり、 そんな赤ゆっくり虐待だって人並みにはやるし、それはそれで大好きだ。 でも、何と言われようとも一番好きなのは"踏み潰し"なのだ。 頭上に迫る、自分の体よりも大きい人間の足を目にした赤ゆっくりが、 その圧倒的な力の前では、どう足掻いても抗うことも逃げることもできない事を理解し、 始まったばかりの己のゆん生が、 まだ見ぬ世界に一杯に溢れているであろう ゆっくりー!できる事やしあわせ~!な事を知る間もなく、 今、この場で、あまりにもあっけなく終わってしまうのだと、 ゆっくり理解したときのあの絶望に染まった表情と泣き声。 その赤ゆっくりを渾身の力で踏み潰す瞬間の充足感。 ソレがたまらない。 ・・・と言って理解してもらえるだろうか? しかし、言うまでもなくこの虐待の欠点は、 "虐待した瞬間に虐待が終わってしまう"という点に尽きる。 バスケットボール大の成体ゆっくりであれば、 一度踏み潰したくらいでは致命傷にこそなれ、即死はしない。 だから何度も何度も踏み潰して、苦痛に歪む表情と泣き声を楽しむ事ができる。 しかし、赤ゆっくりのサイズはピンポン玉大。人間の足幅よりも小さい。 思い切り踏み抜いたら一発で餡子を飛び散らせ、物言わぬのし饅頭になってしまう。 体の一部のみを踏むように加減したところで、 かかる圧力の大きさ故に相当量の餡子を一気に吐き出し、その場で絶命してしまう。 いや、赤ゆっくりであっても繊細な加減をすれば、 チビチビと踏み潰してゆくこともできなくはないのだろう。 事実、先輩お兄さん達の中には絶妙の加減で赤ゆっくりを生きたまま じわじわと潰し削って行く妙技を見せてくれる者もいる。 だが、俺はダメなのだ。 頭では加減をしようと思っていても、赤ゆっくりの怯えた表情を見た瞬間に そんな理性は吹き飛び、ついつい全力でド真ん中から踏みつぶしてしまうのだ。 ちょうど今もそうしたように。 「だいたい、ゆっくりが脆すぎるのがいけないんだよな・・・」 靴底にこびりついた餡子は既に綺麗に拭い去られているにも関わらず、 まだ石に靴をなすりつけながら、ブツブツと呟く。 「あいつらがこの石みたく頑丈だったら・・・いっそ鎧でも着せて・・・」 ガツ!ガツ!と饅頭のように丸い石を踏む。踏む。踏む。 いや、それでは意味がない。潰れるから楽しいのだ。 「っ・・・!このっ・・・!ゆっくり!ゆっくりしね!ゆっくり潰れてしねっ!!」 ハァハァと息を荒げながら、石を踏み続ける。 潰れなくてはダメだ。 潰れないくらいに硬くてはダメだ。 硬くてはダメなら・・・? その時、俺の中で一つのアイディアが閃いた。 -------------------------------- 三日後、俺は村の近くの森の中で獲物を探していた。 ほどなく森の中の少し開けた場所でゆっくり団らんしているゆっくりの家族を見つける。 「ゆっ!ゆっ!」 「いもむちしゃん、ゆっくち たべらえちぇにぇ!」 「ゆっ♪ゆっ♪ゆゆゆ~ん♪」 「おきゃーしゃんのおうちゃは とっちぇも ゆっきゅりできりゅにぇ!!」 「ゆっへっへ!ばったさんはまりさたちのごはんになるんだぜ!」 「ゆ~♪おちょうしゃん しゅご~い!」 両親と思しきバスケットボール大のゆっくりが二匹。 父親役のまりさと母親役のれいむのようだ。 そして、ピンポン玉大の赤ちゃんゆっくりが5匹。 赤まりさが3匹に、赤れいむが2匹だ。 赤ちゃん!赤ちゃん!三日ぶりの赤ゆっくりだぁ! ・・・思わず走り寄って赤ゆっくりを踏みつぶしそうになる気持ちを 素数を数えてなんとか落ち着かせると俺はゆっくり達に近づいて声をかける。 「ゆっくりしていってね!!」 「「「ゆっ!?ゆっくりしていってね!!」」」 反射的に答えるゆっくり一家。 「おにいさんはゆっくりできるひと?!」 少し警戒した様子で親れいむがこちらに問いかける。 「うん、とてもゆっくりできる人だよ! でもゆっくりした可愛い赤ちゃん達を見たらますますゆっくりしちゃったよ!」 微笑みながら俺はそう答える。 「ゆっ!かわいいれいむのかわいいあかちゃんたちは とてもゆっくりできるあかちゃんだよ!!」 子供を褒められた親れいむが誇らしげに言う。 誰もてめーが可愛いとは言ってねぇぇ。 「かわいいあかちゃんをみせてあげたんだから、 おじさんはさっさとおれいのあまあまをよこすんだぜ!!」 と、こちらは親まりさ。 ハハハ、潰してぇ。 だが今は我慢だ。 「勿論だよ。さあ、これを食べてごらん。とっても美味しいあまあまだよ。」 そう言って背中に背負っていた竹籠から革袋を取り出すと、 中から餡子の塊を取り出してゆっくり達の目の前にばら撒いてやる。 あまあまの出所は言わずもがなだ。 「ゆゆっ!あみゃあみゃ~!!」 「まりしゃの あみゃあみゃ なんだじぇ!」 「ゆ~!おねいちゃん じゅりゅい~!まっちぇ~!!」 ぴょんぴょんと跳ねながら我先に餡子にと群がる赤ゆっくり達。 「ははは、一杯あるから喧嘩しないでお食べ。ほら、お母さん達の分もあるよ。」 そう言って親ゆっくりの目の前にも餡子の塊を置いてやる。 「ゆゆっ!ありがとうおにいさん!」 「なかなかみどろころのあるにんげんなんだぜ! まりさのけらいにしてやってもいいんだぜ!!」 そう言って親達も餡子にガッつき始める。 願い下げだクソ饅頭が。 「はふっ!はふっ!うっめ!これめっちゃうっめ!」 「うっみぇ!きょれ めっちゃうっみぇ!」 「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇ~!!」 「む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇぇ~!!」 辺り一面に食べかすと涎を撒き散らしながら、餡子を食い漁るゆっくり一家。 そうか、幸せか。良かった良かった。 おまえらのゆん生最後の幸せだからな。よく噛みしめろよ。 などとは口に出さずに微笑みを浮かべながらゆっくり達を眺める。 そしてゆっくり達の「しあわせぇ~!!」コールを幾たびも聞かされ ビキビキィしながらも辛抱強く"その時"を待つ。 山のように大量にあった餡子の塊も八割方無くなってきた。 そろそろか・・・ 「ゆ・・・なんだかねむくなってきたんだぜ・・・・」 「ゆぅ・・・れいむもだよぅ・・・」 「ゆっきゅり・・・おにぇみゅぢゃよ・・・・」 「・・ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 ゆっくり達は汚らしく食い散らかした餡子が散乱する中で、全員寝息を立てていた。 何匹かの赤ゆっくりを指でグリグリと乱暴に突く。 「みょう・・・ちゃべらりぇにゃいよ・・・」 「おかーしゃんの しゅーりしゅーり きもちぇいよ・・・」 眠ったまま微笑んでいる赤ゆっくり達。 よし、夢の世界から戻ってくる気配はないな。 ゆっくり睡眠薬の効果は抜群だ。 続いてその辺に落ちていた小枝を拾い上げる。 「クソがぁ!!」 おもむろに親まりさの頬にブッ刺した。 「ゆっ・・・ゆゆっ・・・」 僅かに反応を見せるも、痛がりもせず、目を覚ます気配も一向にない。 親に与えた餡子には麻酔効果のある薬品を混ぜてあるのだ。 こちらも効果は問題ないようだな。 それだけ確認するとまりさの頬から餡子に黒く染まった小枝を引き抜く。 荷物の中から少量の小麦粉を取り出すと傷口にふりかけ、そこに何度か唾を吐きかける。 よし。これでコイツが目を覚ます頃には傷も塞がっているだろう。 俺は深い眠りについたゆっくり一家を持参した竹籠に詰めていった。 -------------------------------- (続く)
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/447.html
ゆっくりはじけてね! 7KB ※M1あきさんの種ゆっくりに触発されて書きました ※独自設定垂れ流し 「ゆぎゅるぱあああ!」 よくわからない悲鳴と破裂音。その爽快な二重奏でゆっくりれいむは弾け散った。バット を通して伝わる断末魔の衝撃が実に気持ちいい。 今日は休日。久しぶりに来た山では、またゆっくりが大量発生していた。この山では定期 的にゆっくりの駆除が行われているらしいが、絶滅には至らないらしい。もろいくせに実 にしぶといナマモノである。 俺は社会貢献とストレス発散のため、こうしてゆっくりをバットでたたきつぶしてまわっ たわけである。ずいぶんやっつけた。群れ一つはたたきつぶしただろうか。今つぶしたれ いむがおそらく、ここら一帯の群れの最後の一匹だ。 それにしても、バットでゆっくりをつぶすのはいい。どのゆっくりも気持ちよく弾けてく れる。特に最後のゆっくりはいつも一番派手に弾けてくれる。だからゆっくりの駆除はい つも後味よく終えることができるのだ。 実に見事に弾けたれいむ、その残った身体をまじまじと見つめていると、ふと、家に置い てある虐待用のゆっくりまりさを思い出した。 「……これ、あいつの餌にちょうどいいな」 いい思いつきだと、俺は食べ終えた弁当箱の中に、れいむの餡子を詰めるのだった。 ゆっくりはじけてね! 「ゆあああ! やべでええええ! ゆっぐじできないいいい!」 水槽の中のまりさはおびえきっていた。 あの後。家に帰った俺は、さっそく水槽に閉じこめたまりさに餡子をやった。 すると、この怖がりようなのだ。 「どうしたんだよ? ただの餡子だよ餡子。たーんとおあがり」 「うぞだああああ! ごれはあんござんじゃないいいい! おにいざんはゆっくりでなじ いいいいい」 このまりさ、捕まえたばかりでまだこれといった虐待はしていない。いきなり死なれても 困るから、まずは栄養をつけてもらおうというのにこの始末。 これは、あれだろうか? ゆっくりはお飾りについた死臭を嫌がるという。それと同じで、 たとえ見た目が餡子でもわかるのだろうか? でも、ゆっくりの死体をそれと知らずに食べてしまうゆっくりというのもよく聞く話だが。 そんなことをつらつら考えていると、まりさがじっと俺の方を見ているのに気がついた。 「なんだよ」 「おにいざん! おねがいじまずっ! ごのあんござんをまりさのちかくにおかないでく ださいっ!」 「はあ?」 「このあんこさんがあるとゆっくりできないんですぅぅぅ!」 まりさはあんこからなるべく距離をとろうと、水槽の隅に身体をべったりと押しつけてい た。 なかなか愉快な眺めだ。 こいつを虐待するのはさぞや楽しいだろう。 だが、今日のところは山でゆっくりをたっぷりつぶして満足している。明日にしよう。 それに、 「おにいざああああん! はやくこのあんこさんどかしてええええ!」 「やだね」 このままにしておくのもおもしろそうだ。 水槽を防音仕様のふたで閉じると、まりさの叫び声は聞こえなくなり静かになった。 このまま一晩おびえさせておこう。そして、明日楽しもう。 そう決めて、俺は床に着いた。 「……なんだこりゃ?」 翌朝。まりさの水槽を見てみると、おかしなモノがあった。 あのれいむの餡子から、よくわからないものが生えているのだ。 植物……だろうか。形はそうだ。茎があり、葉があり、そして実が生っている。 おかしいのは色だ。茎は茶色というか黒というか、あえて言うなら餡子色。葉はなんと赤 い。しかも縁を白いフリルで飾っていて、どこかれいむのおリボンを思わせるデザインだ った。 実も餡子色。球形で、表面はびっしりと粒で包まれている。 見たことも聞いたこともない植物だった。 まりさはどうしているかと見れば、昨日と変わらず水槽の端にいて、ぶるぶると震えてい る。 水槽のふたをずらしてまりさに問いかけてみる。 「おいまりさ、こりゃなんだ?」 「ゆううう! おにいさん! はやくまりさをここからだして! ここはゆっくりできな い! ゆっくりできないんだよおおおお!」 このまりさのおびえよう。間違いなくこの植物のことを知っている。 まりさに問いただそうとしたとき。 ぽん、という間抜けな音とともに、実が弾けた。 「!」 とっさに水槽のふたを閉じると、小気味いい衝撃が伝わってくる。あの実の表面について いた無数の粒。それが弾け飛び、水槽のふたに当たったのだ。なかなかの威力のようだ。 危ないところだった。ふたがなければ食らってた。目にでも当たったらやばかったかもし れない。 実は球形、粒は表面にびっしり。だから、全周囲に飛んだのだろう。粒は水槽のなか、縦 横無尽に飛び散ったようだ。 まりさは助からなかった。恐怖の表情のまま、体中に無数の穴をあけて「永遠にゆっくり」 していた。 「いったいなんだったんだ……?」 ホウセンカの種が弾けたようなものだろうか。それにしてもすごい勢いだ。水槽の中でな かったら相当広範囲に飛び散ったことだろう。 水槽の中、いくつもの種らしきものが転がっている。 ゆっくりの餡子から生えた謎の植物。そして、種。興味がわいてきた。 俺は水槽を庭に持っていくと、種の飛び散る水槽の中へ土を適当に盛った。そしてついで とばかり水をかけておく。 さて。これでなにか生えてくるのだろうか。 気長に待ってみるとしよう。 「ゆっくち!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「ゆっくち! ゆっくち! ゆっくちぃ!」 気長に待つつもりだったが、翌日には変化が起きていた。 水槽の中にはびっしりと、無数に生える餡子色の草。その先端には実ゆっくりが生って、 盛大に騒いでいるのだ。 「な、なんだこりゃ……」 俺が驚く間もなく、実ゆっくりどもは次々と生まれ落ちていく。 「ゆっくちうまれりゅよ!」 「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」 地面に降りると、今まで自分を支えてた餡子色の茎を食べ始める。 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!」 「おいちーね! ゆっくちーっ!」 あまりの光景に思考が混乱する。 あの種は……ゆっくりの種、だったのか。だがこんなものは見たことがない。ゆっくりの 死体からあんな植物が生えるのだって聞いたことがない。ゆっくりは植物型にんっしんす るが、目の前で起きているこの現象はまるで違う。 なにがおかしかったのか。 俺はいつも通りにゆっくりの群をつぶして、最後のれいむはいつも通り弾けて、その餡子 を持ってきて……。 そこで、なにか引っかかる。 「最後の、れいむだからか……?」 群れ最後のゆっくりはいつも爽快かつ盛大に弾ける。 もし、仮に。最後に弾けたれいむの餡子それぞれからあの植物が生えたら、どうなるだろ うか。 広範囲に種をばらまき、それからこうして大量のゆっくりが生まれることになる。 俺はなんとなく、ゆっくりがいくら潰しても絶滅しない理由がわかったような気がした。 これはきっと、ゆっくりという種の生存本能の発露なのだ。 あのまりさが脅えたいたのも無理はない。あの餡子は、群れを全滅させた証明みたいなも のなのだから、本能的に恐怖を感じたのだろう。 まったくもって、不条理かつ不可解なナマモノだ、ゆっくりというやつは。 さて。 それにしても、これはどうしたものだろうか。 「ここはれいみゅのゆっくちぷれいちゅだよ! ばかなじじぃははやきゅあまあまもっち ぇきちぇね!」 「あまあまよこちぇえええええ!」 「きこえにゃいの? ばきゃなの? ちぬの? つかえないじじぃだね!」 ……まあ、ゆっくりが絶滅しない理由がなんであろうと、俺がやることは決まっているわ けだが。 俺は大量に生まれた赤ゆっくり相手に、じっくり楽しめるよう虐待道具を用意するのだっ た。 あれから、あの水槽をどうしたかといえば……実は、ほとんどそのままにしている。 産まれた赤ゆっくりの何匹かは虐待して楽しんだが、それが終わると放っておくことにし たのだ。 ゆっくりどもはそうしたら、やがて共食いを始めた。 そして、最後の一匹になったところでたたき潰す。そうすると、またあの餡子色の植物が 生えてきたのだ。 どうやら大量にいたゆっくりが全滅したことにより、最後のゆっくりは「群れ最後のゆっ くり」ということになるらしい。 気が向いたら、途中で何匹か抜き出して虐待する。 全滅しかけたら、最後のは潰して弾けさせる。そうすればまた増える。 こうして俺は、無限に虐待できるすてきな水槽を手に入れたわけである。 「やべちぇえええええ!」 「ここからだしちぇええええ!」 「ゆっくちできないぃぃぃぃぃ!」 了 by触発あき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 元ネタ絵 byM1 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ペルソナ厨は、雑魚いから死んでください -- 2014-09-24 00 41 13 全く、デビルサマナーかペルソナ使いを呼んで ムドブースタ+ムドハイブースタ+死んでくれる?をやってほしいわ -- 2014-07-31 12 59 16 ↓↓い、今更ですか!? -- 2014-03-13 00 25 23 たしかに ↓ -- 2013-07-20 18 03 01 ゆっくりは生物というそれを大きく外れているな -- 2012-12-18 17 28 16 うぉぉぉぉ!俺にくれぇぇぇぇ -- 2012-08-02 18 30 31 俺ぶつぶつしてんのがびっしりあるの嫌いだから想像して鳥肌たった -- 2012-02-25 22 20 59 wwwwwwwまりさがおびえてたのはそーいう理由かwwwwwwwwww -- 2011-10-06 21 06 27 うまいな。 意外とスルーされがちな「ゆっくりが絶滅しない訳」に対する結構しっくりくる答えだ -- 2010-09-12 05 33 30
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/732.html
あるところにゆっくりれいむが居て、お母さん達と仲良く過ごしていました。 でもゆっくりれいむはあるとき怖い犬さんに襲われて家族をみんな食べられてしまいました。 ゆっくりれいむも犬さんに食べられそうになりました、その時です。 「おいやめろ!」 通りすがりのお兄さんが棒を振って犬さんを追い払ってくれました。 「れいむひどりぼっぢになっぢゃっだあああああああ!」 「なんだよ、せっかく助けてやったのに感謝のことばも無しか まあいいけど、行くとこないなら家に住むか?」 「…ゆ?ほんとに?ありがとうおにいさん!ゆっくりしていってね!!」 こうしてゆっくりれいむはお兄さんのもとで幸せに過ごしました。 めでたしめでたし これはその、先のお話です。 「ゆ~♪ゆ~♪」 ゆっくりれいむはお兄さんの下でとてもゆっくり過ごしていました。 れいむはお兄さんが大好きです。 二人はいつも一緒に遊んでいました。 「ゆ~♪ゆ~♪ゆっくりしていげほっ!ごほっ!」 「おい、大丈夫かれいむ?」 「ゆー、だいじょーぶ、ちょっとおくちがゆっくりしてなかったよ もっとゆっくりしゃべるね!」 でも幸せな時間は長くは続きません。 れいむは自分に寿命が迫っていることを悟っていました。 でもまだそれはお兄さんには話せません。 「おにいさんおなかすいたよ!ごはんいっぱいもってきてね!」 「はいはい、わかってるわかってる」 れいむはたくさん食べて、体においしい餡子を蓄えました。 そうしてれいむはとてもとてもおいしいゆっくりまんじゅうになりました。 なのでれいむはいいました。 「おにいさん!れいむをゆっくりたべてね!」 お兄さんはびっくりしました。 「な、なにを言ってるんだよれいむ!?」 れいむは言いました。 「れいむはもうすぐてんごくにいくの だからそのまえにおにいさんにたべてもらってゆっくりてんごくにいきたいの!」 お兄さんは言いました。 「そ、そんなのってあるかよ!?せっかく…せっかく仲良くなれたのに!」 れいむは諭すようにやさしくいいました。 「おにいさん、れいむはこのまましぬよりおにいさんにたべられて、てんごくにいきたいの ゆっくりりかいしてね」 お兄さんはその言葉を噛み締めながられいむと見つめあいました。 「わかったよ、れいむ ちょっとまっててくれ」 お兄さんはれいむの気持ちを理解してくれたようです。 台所に何かを取りに行きました。 「ゆっくりしてるね!」 お兄さんが食器を取りに行くまでの間、れいむは最後のゆっくりをしました。 「待たせたな」 お兄さんは、お皿と太目のストローを持ってれいむの所にやってきました。 「ゆ?おにいさんそのすとろーなんにつかうの?」 れいむは不思議に思って尋ねました。 「ああこれはれいむの餡子を吸うために使うんだよ」 お兄さんは事も無げに答えました。 「ゆ!?なにをいってるの!?なんでれいむのあんこすうの!?」 れいむはびっくりして尋ねました。 「俺饅頭はまず中の餡子を吸って少しだけ餡子がこびり付いた饅頭皮を食べるのが好きなんだよ 行儀が悪いから封印してたけど、一番おいしい食べ方をしないとれいむに失礼だもんな」 お兄さんは優しい笑顔で言いました。 「ゆうううううううううう!?そ、そんなゆっくりできないたべかたやめてね! ふつうにむしゃむしゃしてね!!!」 れいむは大慌てでやめるように伝えます。 「お前もきっと一番おいしい食べ方をされた方がゆっくり出来るって 俺を信じろ」 お兄さんは全く取り合わずにれいむの頭にストローを突き刺しました。 「ゆぐううううう!!!」 れいむは餡子を吸われる恐怖で逃げ出そうとしましたがすぐにお兄さんの手に押さえつけられました。 「いただきまーす♪」 ずぞぞぞぞ、とれいむの頭から餡子が吸われていきました。 今まで感じたことのない悪寒がれいむの中を駆け巡ります。 どんどんれいむは心も体もひんやりしていきました。 餡子が半分ほど吸われた頃、れいむはもうすぐ自分が死んで天国に行くのだとわかりました。 「ずびゅびゅびゅびゅ」 「ゆぱぺっぽおおおおおおおおおおおおお!?」 その時です、れいむの中にお兄さんの口に入った餡子が逆流してきました。 「ぱぱっぱぱぱあ!?な゜、な゜に゜を゜す゜る゜の゜お゜お゜お゜お゜!?」 れいむは上ずった声で言いました。 「唾液混ぜてやわらかくなった餡子がまたうまいんだよ なあに、自分の唾だし昔は離乳食代わりに親が咀嚼した食べ物を赤ん坊に食べさせてたし 全然汚かったりはしないから」 「き゜た゜な゜い゜よ゜お゜お゜お゜!ゆ゜っく゜り゜で゜き゜な゜い゜い゜い゜!!」 れいむはおにいさんが戻した餡子でどんどんふくらんでいきました。 唾液の分量が増えてれいむの皮はぱんぱんになりました。 唾液が体の中を駆け巡る悪寒がれいむの心もぱんぱんにしました。 「ゆ゜ぺっ、ぽっぴっゆ゜っぴ♪ぺぺぽっぺっぺぽ♪ぺぺぺぺぺ♪」 れいむは訳のわからない言葉を喋りだしましたがお兄さんは気にせずに吸っては戻し吸っては戻しました。 れいむは気が狂いそうでした、いえ狂っていたかもしれません。 れいむの支えはもうすぐ全て食べられて天国にいけるということだけでした。 「ふぅ…」 お兄さんは息が切れて、ストローから口を離しました。 れいむはそれを見て、やっと齧って全部食べてくれるんだと歓喜しました。 「すぐに食べちゃもったいないしれいむに悪いな 三日くらい時間かけてじっくり食べよう」 お兄さんはそう言ってれいむにラップをかけると冷蔵庫にしまいました。 呆然としていたれいむは冷蔵庫の中ではっと気付いて叫びました。 「ゆ゜っぴいいいいいいいいい!!ぱやぷ!ぱやぷこ゜ろ゜ち゜ぺゆっぷりさ゜ぺぺよおおおおおおおおおおお!!!」 体の中の唾液が冷たくなっていき、れいむはこれまでで最悪の悪寒を感じました。 冷蔵庫の中からではれいむの声はお兄さんに届きませんでした。 おしまい ※私はこんな汚い食べ方しません。by作者 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/297.html
私はゆっくり魔理沙。 ここ、幻想郷に住むゆっくり魔理沙の一匹だ。 ただ、他のゆっくりと違う所はその大きさ、そして知識の所蔵量だろう。 私は生き延びる為にたくさんのゆっちゅりーから生きる術を学び、様々な敵と戦い大きくなっていった。 ある時は人間の居る寺子屋という場所の半獣から知識を学び、ある時は発情してくるありす種を殲滅するため、戦友と共に野を駆け巡った。 そして私はいつの間にか他のゆっくり種から「ドスまりさ」と呼ばれていた。 「ごめんなさい!おじさん!この子達は悪気が有った訳じゃないんです!」 「「ごめ゛ん゛な゛ざぃ゛!ゆ゛る゛じでぐだざい゛!」」 「あ?ふざけてるのか?謝ったって俺の冬越しの食料は戻ってこねぇんだよ!」 私はとある里の人の家で必死に謝っていた。 どうやらゆっくり種が人家に忍び込んで食料を荒らしていたらしい。 私は常日頃から人間の物を取ってはいけないと言っているのに。 「ごめんなさい!代わりの物を持ってきますから一刻程待ってくれませんか!」 「貴様はそういって山に逃げ帰るだけなんだろ?手前等はすぐに仲間を見捨てるからなぁ!」 「いいよ!ドスまりさ!こんな人間の為に私達の食料・・・「黙ってね!このままだと皆ゆっくりできないよ!」 「おじさん!もし一刻経っても戻らなかったら私達の里のゆっくりを全員加工場に持っていって良いよ!」 「ドスまりさ!何をいtt「誰を助ける為にこうなったかゆっくり考えてね!」 「ふん・・・良いだろう、一刻だぞ?一刻経って戻ってこなかったら里総出で貴様らを餡子の塊にしてやるからな!」 「わかったよ!私達も取りに行くね!」 「あなたたちはここで待っててね!絶対帰ってくるからね!」 「酷い!ドスまりさ!」「ゆっぐりじね!」 罵声を聞きながら私は己の食料貯蔵庫へ走った。 畜生、少し前も同じような事で越冬の食料を減らされたばかりだというのに。 (一応)知的なありす種やぱちゅりー種は私の言うことを聞いてくれるのだが 末端の若いれいむ種やまりさ種はこうやって私の言いつけを無視して人里に下りて食物を荒らす。 どうも若い子達は「ドスまりさなら人間の一人や二人こてんぱんだよ!」と思っているらしい。 実際私達の広場でそう言っていた。 あぁ、そうだろう。人間の一人や二人なら私だって倒せる自身はあるさ。 だが、人は結託する。そして強き者に助けを求めることが出来るのだ。 そうなればゆっくりの集落など一捻りで潰される。 そんな事にならないように尽力しているのにあの子達は・・・! そんなことを思っている内に貯蔵庫に着く。 「むきゅー。またなの?」 「まりさ達ったらいなかものねぇ」 この子達は私がずいぶん前から一緒に行動を共にしてきたゆっくりぱちゅりーとありすだ。 二人とも私と一緒に旅してきた戦友だ。もはや家族と言っても過言では無い。 一緒に旅をしたのに太ったのは私だけだったが。 「いつもご苦労様。残りどれぐらい残ってる?」 「結構減ってきたわ。後1,2回人の里に渡せるぐらいかしら」 「今回も都会派の私に言わせれば山菜と鮭ぐらいでいいわね。」 「ありがとう、帽子に詰めてくれる?人間との約束まで後半刻しか無いの。」 「むきゅ!それなら急いで詰めないとね!」 「私の都会派の収納術をみせてあげるわー!」 「それじゃあ、人間の所に言ってくるね!」 「「はやく戻ってきてね!!」」 そういって私は元来た道を走り出した。 「ゆ゛ー!ドスまりさ何てじね!」「わだじだぢをみごろじにじだんだー!」 「おい、アレ。お前が言ってたでっかいゆっくりじゃねぇか!?」 「うわ!本当に来たよ!」 「「ゆっくりたすけてね!!」」 罵声がしたのは私の気のせいだろうか 「おじさん!この子達の荒らした食料はこれで足りる!?」 私は帽子の中身を見せる。 「おーおー、結構な量の魚と山菜じゃねぇか」 「ん?山菜って事は・・・」 「「手前等また勝手に山菜を取ってやがったのか!?」」 「大丈夫だよ、私達はちゃんと生える分も考えて取ってるよ! 人間の分の山菜も減って無いでしょう!?」 「そう言われれば、確かに減ったなんて事きかねぇしな・・・」 考え込む人間。 「どうする?こいつら見逃すか?」 「けどこいつらまた再犯するだろ・・・?」 よし、もう一押し・・・! 「大丈夫だよ!おじさん!私が絶対やっちゃダメって言い聞かせるからね!」 「ふん・・・こいつは一応約束は守るみたいだし・・・まぁ、いいか。」 「ありがとう!人間のおじさん!」 「「怖がっだよ゛う゛!ドズま゛り゛ざ~!!」」 「みんなの里に帰ってゆっくりしようね!」 後でこいつらにはじっくり説教をしなきゃだめだなぁ。 と私は思っていた。 こんな生易しい反省ではだめだったと後悔するのは後のことである。 あの日から丁度一週間だろうか。 私の元にゆっくり達がやってきたのは。 「ゆ!また人間の里に入っちゃったの!?」 何度も言い聞かせたのに同じような問答が起こる。 「そうだよ!お願い!ドスまりさ助けにいってあげて!」 「あのこまだ生まれたての赤ちゃんがいたの!」 畜生、赤ちゃんがいるなら人間の里なんかに降りるなよ・・・ こっちにも十分な蓄えがあるのに・・・ 「分かったよ!人間の人たちにお願いしてみるね!」 私は駆け出していた。 まわりのゆっくり達の悪意にも気づかずに。 そして私は。 同胞に捕まった。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5211.html
※希少種のこいしが出てきます。 ※死なないゆっくりもいます。 夜の公園へ足を忍ばせる。 大学の夏休みも後半に差し掛かり、イベントも全て終えてすっかり暇を持て余してしまった僕はゆ虐にはしっていた。 この公園は野原や並木通りがあるので、比較的ゆっくりが集まりやすい。 「この辺とか怪しそうだな」 公園の端にある公衆トイレ。 意外と人目に付かないのがこのトイレの裏だ。 ほらやっぱり、小さめのダンボールが3つもある。 全部ふたが閉じているので、どこの家族も寝ているようだ。 野良ゆっくりは警戒心が強いので少しでも物音を立てたら、すぐさま起きるだろう。 だから僕は ダンボールを縦に置いた。 入り口にたどり着けなければこいつらはおしまいだ。 ならば最初から入り口を上にすればいいだけの話だろう。 成体ゆっくりなら飛び跳ねて入り口を飛び越えてくるかもしれないが、成体ゆっくりにはそもそも興味が無い。 箱を一つ開けると、まりさにれいむ、それから子まりさ、子れいむ、赤まりさがいた。 両親は僕に向けてぷくーをして威嚇していて、子ども二匹は泣いている。 赤まりさは何が何だか分からないようでコロコロ転がっていた。 まあそんなの無視だ。 他のダンボールもついでに調べてみたが、赤れいむが大量にいたり、そうかと思えばありすが一人でいたり。 流石にゆ虐ばっかりするのも飽きる。 夏休みはまだまだある。 せっかく見つけた趣味なんだからもっとじっくりと楽しまないとな。 それですっきりして後期も頑張ろうと計画を立てているのだ。 「どうして、まりさたちのおうちをたてにするんだぜ!?」 親まりさがなんか言ってきた。 「ん?ゆ虐用の子どもを確保するためさ(キリッ」 「どうじでぞんなごどずるんだぜ!?」 「うるさいな、お前に構っているほど暇じゃないんだ」 まりさと適当な会話をしながらも、子ども3匹を持ってきたゆっくり捕獲用の袋に入れていく。 人の言葉をしゃべるゆっくりはちゃんと専用の袋に入れて持ち歩かないと、場合によっては幼児誘拐事件と間違われることだってある。 この前もバス停で幼女が荷物の中に入れられて、結局はタクシーの運転手が助けたとかいう事件があったしな。 あれ意外にうちの近くでマジビビったわ。 「おちびぢゃん!?おちびぢゃんんんんん!?ゆんやあああああああ!!ばりざああああああ!!はやくおちびちゃんをとりかえせええええええ!! 」 れいむが偉そうに叫ぶ。 それにカチンときた僕は軍手をはめた右手をれいむの目の前に振り落した。 「黙れ、殺すぞ」 「……」 れいむは震えて声が出せなくなった。 よし、脅しには成功したぞ。 しかし、まりさは飛び跳ねてなんとダンボールから出てきた。 「ふーん、なに?こいつらを取り返したいと?」 そう言って僕は袋の中から赤まりさを一匹まりさに見せつけるようにおさげを持って取り出した。 「おしゃげがいだいいいいいい!!おどおざーん!!はやきゅたちゅけてにぇええええええ!!」 「おちびちゃんをはなすんだぜ!!まりさたちなにもしてないんだぜ!!」 「じゃあ、人様の公園に勝手に巣を作るなよ。馬鹿かお前は」 「はああああああ!?こうえんをせんりょうするじじいはさっさとしぬんだぜえぎょぶべ!!」 ウザかったので蹴り飛ばした。 ついでに蹴り飛ばされて横に倒れたまりさの底面を思いっきり踏んで潰してやった。 「ゆぎゃああああああ!!まりさのおりんぴっくでせかいしんきろくをねらえるくらいしゅんっそくなあんよさんがああああああ!!」 「オリンピックはもう終わったよ。だから、まりさ。れいむにしっかり面倒を見てもらってね!」 やることやったのでさっさとその場から走って逃げた。 人様の公園に勝手に巣を作るなよとは言ったけど、ぶっちゃけゆっくりがこの公園に住みついてくれるからこそお金をかけずにゆ虐を楽しめる。 野良ゆっくりは黴菌とかたくさん持っていて汚いというけど、子ゆっくり程度なら食べさえしなければそこまで汚いとは思わない。 生ごみ食ってるぐらいで僕はゆ虐をためらうような甘い人間ではない。 ゆ虐は僕が長年生きてきてようやく手に入れた『最高の娯楽』なのさ。 「おかえりなさい、おにいさん」 「おう、ただいま」 家に帰って来ると飼いゆっくりのこいしが出迎えてくれた。 「おにいさん、きょうもぎゃくたいするんだね」 「これは僕の娯楽だからな」 「もう、悪趣味だよぉ」 「そういうこいしもいつも興味深々じゃないか」 「ふふ、だってそんなつうじょうしゅなんてゲスのかたまりでしょ?」 こいしはにやりと笑った。 僕もそれにつられてにやっと笑う。 話に聞けばこいしがいた巣の持ち主まりさ親子は相当のゲスだったらしい。 相手の弱みを握っては大量のあまあまを要求したり、親もゲスだが子どももゲスでおまけにわがままだった。 ただでさえ、害虫呼ばわりさせるような饅頭なんだ。 そんなクズにこれからも生き続ける未来などない。 とりあえず、机の上の透明な箱の中に袋につめた3匹の子どもを落とす。 「「「ゆぎゅっ!!」」」 袋をさかさまにして強引に振り落したので床に叩きつけられた衝撃に痛みを感じたのだろう。 ふっ、その程度で声をあげるなどぬるいわ。 ベッドの上でこいしはこれから始まるゆ虐を楽しそうに見ている。 さあ、娯楽の始まりだ! 手始めに赤まりさをつかむ。 「ゆっ!おちょらをちょんでるみちゃい!!」 「ヒャーハッハッハー!!」 掴んだ赤まりさをそのまま部屋のドアに叩きつけた。 パアン! 「ゆぎゅる!!」 ドアのほぼ中央に赤まりさはゆん生最初で最後の大きな餡子の花を咲かせた。 赤ゆっくりは身体が弱いのでじわじわとなぶり殺しにするには向かない。 でも、気持ちいいぐらいすぐにぷちっと潰れてくれるのでこういう瞬殺にはもってこいだ。 「れ、れーみゅのいみょーちょがああああああ!!」 「おうちにかえりちゃいよおおおおおお!!」 「くすくす」 「さあ、次はれいむちゃんでしゅよー?」 「やじゃあああああ!!くるにゃあああああ!!」 しかしあっさりと捕まっちゃうれいむちゃん。 「足焼きはめんどいから傷をつけてやるよ」 僕はズボンのポケットからカッターナイフを取り出してれいむの底面を素早く十字に切った。 「れいみゅのしゅてきなびきゃくしゃんがああああああ!!」 底面を切った子れいむは机の上に置いた。 あんよとして機能しないどころか起き上ることすら出来なくなっていたようでずっと仰向け状態だ。 「こいし、こいつをどうする?」 「いつもみたいにいじめてはんのうみるのはつぎのまりさにして、そのこはそのままほうちしてかんさつしてみない?」 「お、寝たきりゆん生の観察か」 「ゆ?れーみゅ、ねちゃきり……?」 「そうだよ。君はもう外の世界は見れない。永遠とこの白い天井を見つめるだけさ」 「しょんなのやじゃ。れーみゅ、かえる」 底面を切られた痛みで喋る元気も無くなってきたのか声が段々弱弱しくなってきた。 おっと、簡単に死んで楽するつもりか? そうはさせないぜ。 いつもはこいしに使う砂糖水のスプレーを子れいむに何回かかけて、トレ―の上に置いてベッドにトレーごと放置した。 「さて、いよいよまりしゃちゃんの晴れ舞台でちゅよー?」 「い、いちゃいことやめちぇね!まりしゃなにもわるいこちょちてないでしょ?」 「いや、君は十分に罪を犯してきたよ」 「にゃ、にゃに?」 「公園のしかもトイレ裏に住んでいたことだ」 「にゃにいってるの?あそこはまりしゃたちのゆっくちぷれいs」 ドゴーンと強烈な拳をまりさのすぐ目の前で机に叩きこんでやった。 「ひ……もうやじゃ!!おうちかえりゅうううううう!!」 「おっと逃げるなよ」 「ゆ?」 すかさず帽子を奪い取る。 まりさはすぐに逃亡をやめて、帽子に向かって必死にジャンプする。 「まりしゃのひみゃらやさんみゃくのようにそびえたちゅりっぱなぼうししゃん!!ゆっくちちないでかえってきてね!!」 残念だが、キミの帽子はキミの飛べる高さよりもまだまだ上にあるんだ。 「にゃんでまりしゃのおぼーししゃんうばっちゃうの!?まりしゃがかわいかっちゃから?まりさ、かわいくってごめんにぇー!!」 ブチンブチン 最初のブチンは僕、もうひとつのブチンはこいしだ。 こいつ、じわじわと痛めつけてやったら調子に乗りやがって……! 絶対、簡単には殺させんぞぉ!! 「おらぁ!!」 感情任せに帽子をびりびりに引き裂いた。 「ゆ……?」 子まりさはあまりのショックで叫び声が出ない。 ただ、目の前に舞い降りてきた帽子の欠片を見つけて舌で舐める。 「まりしゃのおぼうししゃん、ゆっくちなおってねぇ。ぺーろぺーろ」 「その舌なんかうざいな」 子まりさの舌を右手でつかむ。 「あがぁ!!」 あまりの苦しさに目から滝のような涙が流れ、おそろしーしーを垂れ流している。 僕は左手で子まりさの身体を掴むと、そのまま力いっぱいに引っ張り舌を引きちぎった。 「あああああああああ!!」 口から大量の餡子が吐き出される。 舌を抜かれる痛みってどうなんだろうな? うぇ、想像したくないわ。 子まりさはあまりの痛さに我を忘れて地面をじたばたと転がる。 あんまり暴れると口から漏れる餡子が周囲に飛び散って後片付けが面倒だ。 すると、こいしがひゅっとベッドから机の上にジャンプしてきた。 「おにいさん、ここはわたしにまかせて!!」 「こいし、どうするつもりだ?」 すると、こいしが突然視界からいなくなった。 ……いや、違う。 これがこいしの能力だ。 『無意識を操る程度の能力』 こいしはこの能力で自分の存在を周囲から意識されないようにしているのだ。 だから、こいしはどこかにいるはずなんだが、自分の意識下には全然入ってこない。 すると、丸い物体が子まりさの身体を爪楊枝で切り付けている姿が見えた。 「ひゅひいいいいいい!!ひひゃいひひゃい!!」 「……あ」 ここでやっとこいしの能力が切れた。 丸い物体の正体はこいしだ。 なるほど、身体を痛めつけて転がれないようにしたんだな。 「はっはっは、傷だらけのその身体じゃ激しい痛みに襲われて転がれまい。よくやったぞ、こいし!」 「えへへ、おにいさんから褒められるとちょっとうれしいな」 「……ひゅ……」 「なんだ?」 子まりさの目は焦点が合っていないようで完全にいかれていた。 「どうしてこんなことするの?とでも言いたそうな目だな。悪いがお前はもう僕のおもちゃだ。……ゆっくり諦めてね!!」 「ひゅ、ひゅひぃはあああああああああああああ!!」 お、元気復活したか。 まだまだいけそうだな。 それ、おさげをぶっちりと。 「ひゃひひゃのひゅっひゅひひはほひゃへひゃふひゃああああああああああ!!」 ムッキムキでどんなおさげだよ、きもいわ。 それから目玉も要らないね。 丁度さっきこいしが爪楊枝を持っていたので、それを貰って子まりさの右目に差し込む。 「ひゃひひゃひょほへへひゃあああああああああああああ!!」 「はっはっは、まだまだ終わらないぞ。じわじわをなぶり殺しにしてくれるわ!」 こいしはそんな僕の声を聴きながらすぐそばで悲惨な姿へと変えられる子まりさをじっと見つめていた。 子まりさは目を覚ました。 右目はなくなってもう見えないので、残された左目だけでじっと周囲を見渡す。 隣には黙って天井を見続ける子れいむの姿があった。 目の周りには涙の跡が乾いたのかゴミが付着して薄く汚れていた。 今頃お母さんたちはどうしているだろうか? ゆっくりしているだろうか? だけど、それはもう叶わない。 流石の子まりさも自分と子れいむの運命を悟ったようだ。 僕はこのトレ―に乗せた二匹のゆっくりを見て思う。 ゆっくりは痛みに弱く、激しく痛めつけるとすぐに「まだしにたくないいいいいい!!」と悲願する。 けど、こいつらを見てみろよ。 こんな生きてても殆ど自由のない生活を送るぐらいなら、 いっそ死んだほうがあの世でゆっくりとしたゆん生を過ごせると思わないか? そう思うと、ゆっくりを虐殺するのはちょっと考えものだと思う。 こいつらに死んでゆっくりさせられるのは気に入らない。 だから、少なくともこいつらは、このまま餓死するまで生きたまま苦痛を味わってもらおうと思った。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/438.html
※この作品の中の幻想郷は、河童達の頑張りもあって比較的文明が進んでいます 「ゆっ!おにいさん、今日はどこにあそびにつれていってくれるの?」 「それは着いてからのお楽しみだよ。とっても楽しい所だからゆっくり待っていてね」 「ゆゆ~、楽しみ~~!!」 ごきげんなゆっくり霊夢を腕に抱えて、大きな荷物を背負い、私は林道を歩いていく。 この霊夢は数日前、単独で我が家に侵入しようとしていたところを捕獲したものだ。 その場でブチ殺してやることもできたが、肉体的な拷問は今まで散々やってきていささか芸がない。 少し考えた末、私はある計画を思いつき、そのためにしばらくこの饅頭を生かしておくことに決めたのだ。 準備が整うまでの間「親切なゆっくりできるお兄さん」を演じ続けたため、今ではすっかり私に懐いている……まぁこの関係も今日で仕舞いだがな。 「おにいさん、いっぱいゆっくりしようね!」 「ああ、たっぷりとゆっくりさせてあげるよ……」 虐待おにいさんとゆっくり霊夢が贈る、そんなとある夏の日のお話。 ーーーゆっくりダイビングーーー 「ゆっ!すっごくおおきなみずたまりがあるよ!」 「ああ、ここが紅魔湖だよ。綺麗だろう?」 私達が訪れたのは、幻想郷の中心に位置する紅魔湖と呼ばれる巨大な湖だった。 全長数キロ、中心には紅き悪魔の住む古城がそびえる、風光明美な場所だ。 今日のような暑い日には、涼をとりに来た周辺の人間や妖精達の憩いの場所となっている。 「ゆゆー!ひろいね、すごいね!!」 「それじゃぁ、近くに寄ってみようか」 わーわー五月蝿い饅頭を抱えて水場に近寄る。 環境汚染とは無縁の幻想郷の中でも、一際透き通った水面が涼しげに揺れている。うーん泳ぎたい。 「ゆゆー、おみずがすっごくあおいよ!きれいだねー」 「この透明度は反則だよなぁ……それじゃあ早速泳いでみようか!」 「ゆっ!だめだよおにいさん、れいむはみずにはいるととけちゃうよ!」 ほう、この饅頭頭も流石にその程度のことは知っていたのか。感心感心。 「ああ、それなら安心してね。このスプレーをかけると君の体は水を弾くようになるんだ」 そう言って荷物から取り出したのは、加工場で最近発売された新商品「ゆっくり撥水スプレー」だ。 これをゆっくりに噴射すると特殊な薬品で体がコーティングされ、最低数時間は水中に入っていても体が溶け出さないようになっている。 用途はゆっくりを使った水仕事用や遊戯用といったほのぼのとした物から、水を使った長時間の拷問用まで様々。 もちろん今回は後者である。折角今まで長い時間をかけて準備してきたんだ。すぐに終わっちゃ勿体無いだろう? 「ハイ、おしまい!これで君も湖の中で遊べるようになったよ」 「ゆゆっ、からだがなんともないよ!つめたくてきもちいい~」 スプレーを終えたれいむを水面に浮かべてやると、最初はビクビクしていたがすぐに大はしゃぎで遊び始める。 水面でくるくる回転したり、水を口に含んで吹出したりしてキャッキャと笑っている姿は正直殺したくなるが、まぁまだ我慢我慢。 一緒に水に入り、一通り遊ばせてやってから、私は再び声をかけた。 「ねぇ、折角だからもっと広いところに出てみないかい?もっと面白い遊びがあるんだ。」 「ゆゆっ、こんどはなにをしてあそぶの?」 あれから私達はボートを借りて、紅魔湖の中心付近へと移動していた。 「ああ、ダイビングといってね、水の中で泳ぐ遊びだよ。それじゃ必要な機械をつけようね。」 言いながら私は、荷物の中から小さめのボンベと水中眼鏡、レギュレーターを取り出す。 これらはゆっくりの体型に合わせて、河童に作ってもらった特注品だ。 「ボンベは背負えたね?じゃ、次にこのレギュレーターを咥えて。離すと水が入ってくるから口を開いちゃ駄目だよ! あと、ここについている計器に気をつけて。ここにはボンベの中の酸素の量が表示されているんだ。 この目盛りが0になるまで潜っていちゃあ駄目だよ。酸素が切れて死んでしまうからね!」 物覚えの悪いアホ饅頭相手に忍耐強く説明しつつ、なんとか器具の装着を終える。 そのままボンベを手で支え、ゆっくりを水中に沈めた。 「ゆゆー!みずのなかでもいきができる!すごいよ!!」 うん、どうやら機械は正常のようだな、さすが河童。 それにしてもはしゃぐのは結構だが、口を離すなと……ってあれ、こいつレギュレーター咥えたままだな。どうやって話してるんだ? 「ゆ?れいむはいわれたとおりにしているよ?」 ……どうやら河童の超科学の賜物らしい。ゆっくりなんぞに使うのは豚に真珠以外の何物でもないが…… まぁいいや、クリアな悲鳴が聞けるのはよい事です。 「じゃ、しばらく一人で遊んでいてね。お兄さんは準備をするから」 饅頭を再びボートの上に引っ張り上げ、私は仕置きの最後の仕上げを進めた。 モニターを立ち上げ、ゆっくりのボンベについていたパネルを開き、あるボタンを押す。 「よし……カメラも異常なし、と。上手く行きそうだな。」 「おにいさんがなにをしているかわからないよ!はやくれいむをみずにいれてね!!」 私が調整を済ませている間も、ゆっくりは五月蝿く喋くり続ける。この腐れ万頭が…… 沸騰しそうになる頭を必死で落ち着かせる。そうだ、この下等生物に付き合うのもこれで最後なんだ。なんと素晴らしいことか。 「まぁ慌てるな。すぐに連れて行ってあげるよ……地獄にね」 「ゆぅ?」 すべての準備が整ったことを確認すると、私は理解できていない様子の霊夢(+ボンベ)をゆっくりと抱え上げ…… 「それじゃぁ…………ゆ っ く り 沈 ん で い っ て ね !!」 「ゆっ!?」 今までのストレスを込めて、水面に叩きつけた。 「ゆぶッ!」 ドボンッ!! 「ふぅ……清々したぜ」 水柱が立ち、ゆっくりれいむの姿は水の中へと消えていった。 ============================================ 「水深5M」 「……ん……ゆっ!?」 水面に叩きつけられてから数十秒後、ゆっくり霊夢は意識を取り戻した。 どうやらショックで少し気絶していたらしい。早く上がって、お兄さんに文句を言わないと 「ゆゆ?からだがうかばないよ!」 浮上しようと願う彼女の意識とは裏腹に、彼女の体は水中を急降下していた。 通常のゆっくりの体は水に浮くが、くくりつけられたボンベが錘の役割を果たしているのだ。 「ゆゆ~~っ!おにいさん!ふざけてないで引き上げてね!!」 自力で水面に上がることを諦めた霊夢は、お兄さんが助けてくれるのを待つことにした。 この期に及んでも誰かが自分を助けてくれると考えているそのゆっくり脳には、流石におめでたいとしか言いようが無い。 暢気に魚を探したりなどしながら、ゆっくり霊夢は、沈んでいった。 「おにいさん、はやくたすけてね!!」 「水深20M」 「ゆっ!はやくれいむを引き上げてね!今ならおこらないでいてあげるよ!!」 呼吸ができるということもあり、ゆっくりれいむの声にはまだ余裕があった。 もっともわずかな焦りも感じている。体に感じる水温が徐々に冷たくなっているからだ。 一般に太陽光によって海水が温められているのは、赤色光が届く深度十数Mの辺りまで そこから先は深くなればなるほど極低温の深層水の世界に入っていくということを、霊夢はまだ知らない。 「こんなにさむくちゃゆっくりできないよ!ばかなおにいさんははやくひきあげてね!!」 「水深40M」 「ゆゆっ!寒いよ……それになんだかくらくなってきたよ!」 沈みながら、心細げに辺りを見回す霊夢。 繰り返しになるが、海の中で満足に光が届くのはごくごく浅い位置に限られており 十数Mも潜ればライト無しのダイビングはほぼ不可能になる。 流石のゆっくり脳も不安を訴えてきていたが、まだ彼女はおにいさんが助けてくれるという妄想にすがり付いていた。 「水深60M」 コバルトブルーだった水の色は、今では薄暗い青に変わっている。 先程までは木の葉ほどの大きさに見えていたボートは、今では点のようにしか見えない。 ここでボンベを捨てて力を抜き、水面に上がればまだギリギリで助かったかもしれない。だが彼女はもはやそれどころではなかった 「ゆぐぅ……からだがいたいよぉおお!」 先ほどから、彼女の体に締め付けられるような痛みが加わっていた。水圧である。 10M潜るごとに1気圧ずつ増加するその力は、徐々に霊夢の体を締め上げていく。 だがゆっくりの体は水圧に最も強い球形をしており、中身も水分が豊富な餡子で出来ている。 その特性が、結局彼女の苦しみを長引かせることとなった。 「水深100M」 「いだいいいいいい!もういやだあ゛あ゛!おうぢがえるうううううう!!」 既にボートの姿はとっくに見えない。先ほどまでちらほら見えていた魚影も無くなっている。 沈み始めて数分、霊夢はようやく自分の置かれた状況の深刻さに気付いていた。 だがもう遅い。もはや普通に浮上したとしても間に合わない深度まで、霊夢は降下してしまっていた。 「水深120M」 「水深140M」 「水深160M」 ………… …… … 「だずげでぇえええ!!おにいざんんんんんん!!!!!」 140Mを越えた辺りから、もはや周りは暗くて殆ど見えない。 なぜ水遊びなんかしてしまったのか、などなぜもっと早くボンベを外し水面に出ようとしなかったのか、 後悔だけを繰り返し、彼女はひたすら奈落の底へと落ちていった。 ………… …… … 「水深200M」 「ゆぎゅっ!」 衝撃とともに、れいむは自分の体が何か堅い物に叩きつけられたのを感じた。とうとう紅魔湖の底に着いたのだ。 痛みをこらえ、状況を確認しようと周りを見渡すと 「ゆ゛っ……」 そこは数十センチ先すら見えない、完全な闇の世界だった。 この深度になると、水面からの太陽光の到達率は0.5%を切る。深海魚でもない限り光を感知するのは不可能だ。 身を切るような寒さ。体を締め付ける水圧。そして耳を済ませても自分のレギュレーターの音だけしか聞こえぬ静寂。 この世で最も過酷で、孤独な世界に、彼女は一人で取り残されていた。 「いやあああああああ!!だずげでぇえええええええええ!! ぐらいぉおおおおおお!!ざむいよおおおおおおお!!ごわいよぉおおおおおおおお!!」 パニックを起こし、泣き叫ぶ霊夢。その声は何処にも反響することなく暗い空間に消えていった。 だれか、だれか自分を助けてくれるものはいないのか。 ワラをもすがる気持ちで辺りを見回す彼女の視界に、何かぼんやりと光るある物が映った。 「酸素残量:50%」 それは、ボンベについていた酸素残量メーターの蛍光盤だった。 食い入るようにその微かな光を凝視する彼女の耳に、ふいに湖上でお兄さんが話した言葉が甦る。 『ここにはボンベの中の酸素の量が表示されているんだ。 この目盛りが0になるまで潜っていちゃあ駄目だよ。酸素が切れて死んでしまうからね!』 「いやぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 その数字の意味する所に気がついた瞬間、彼女は絶叫した。 この計器は自分の死刑宣告。ここに書かれた数字が0になった時、自分は窒息し、死ぬのだ。 「だずっ げでっ だれがあ゛あ゛っ!!」 半狂乱で全身を動かし、少しでも水面に浮かび上がろうとするれいむ。だがその体は無情にもボンベで湖底に縫いとめらている。 彼女に出来たのは、刻一刻と無くなっていく酸素の量に怯えながら、芋虫のように湖底を這いずり回ることだけだった。 40%…… 30%…… 「いやあ゛あ゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!じにだぐないいいいいいいいいいい!!」 20%…… 10%…… 「おにいざん゛ん゛ん゛ん゛ん゛だずげでぇぇえ゛え゛え゛え゛!!!」 5%…… 0% 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ…………ガぼぁッ!!」 数十分後、しかし彼女の中では無限に思える恐怖の時間の末に、目盛りはとうとう0に重なった。 それと同時に大量の水が彼女の口に流れ込んでくる。計器の光も消え、辺りには真の闇が訪れる。 「ゴぱッ みずっ いぎが でぎなっ」 ゴボゴボと気泡を吐き出し、湖底をのたうち回るれいむ。 浸入した水で鼻や喉は焼けるように痛み、窒息の苦しみは彼女の餡子を生きたまま掻き回すようだった。 「いやだぁあ゛ゴブッ じにだぐないあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ゲぼッ」 死への恐怖が、彼女を最後の瞬間まで足掻かせる。その時、奇跡的にボンベと体を結ぶベルトが緩み、彼女の体は開放された。 だが酸欠と恐怖でパニック状態となったゆっくり脳は、もはや上下の感覚すら解らなくなっていた。 浮かび上がろうともがけばもがくほど体は逆に地面に突き刺さり、辺り一面に砂埃が舞い上がる。 そしてゆっくりと、ゆっくりと、もがく体は動きを止めていった。 クライ クルシイ サムイ イタイ どうして自分がこんな目に会わなければならないのか。自分はただ優しいお兄さんと楽しく遊びたかっただけだったのに。 薄れる意識の中でれいむは問う。だがどう考えても答えは見つからない。 やがて完全に体は動きを停止し (ゆぐっ……じだ……がっ……た……) お決まりの台詞を残して、彼女の意識は闇の中へと消えていった。 「……あっはっはっはっはははは!!いやぁ傑作だったな!!!腹が痛い!」 ボートの上で、私はモニターを眺めながら大爆笑していた。 霊夢が沈んでから湖の底で悶死するまでの映像、その一部始終を私はボンベに付いていた小型カメラで見ていたのだ。 録画も可能な優れモノなので、家に帰ったらもう一度見直すことにしよう。全く河童の技術力は大したものである。 「さてと……ボンベを回収しないとな。なんたって特注品だ」 ボンベには釣り糸程の細さしかない頑丈なロープが結び付けてある。それを巻き上げて回収し、 そのついでに死体となって浮かび上がってきたゆっくり霊夢もボートに引き上げる。 絶望と窒息の苦しみでグロテスクに歪んだそのデスマスクは、なんとも笑える代物だった。額に入れて飾っておきたいようだ。 兎も角、今年の夏はこれのおかげ楽しめそうだ……高い金を出した甲斐があったといえる。 次はゆっくりれみりゃでも沈めてみるか……あの再生力なら死ぬまでじっくり楽しめるだろうな。 撮った映像は稗田のお嬢さんにでも売りつければいい小遣い稼ぎになるだろう。 新しい遊びの成功に心を弾ませながら、私はゆっくりとボートを岸へ戻していった。 ======== 蛇足なあとがき こんにちは。以前ゆっくり改造職人の前編を書かせて頂いたものです。 後編を書いている最中、ふと電波を受信してこんなものを書いてしまいました。色々と突っ込みどころはあるかと思いますがご勘弁をorz 海とか湖って美しくも怖いですよね。足のつかない不安定な体勢、下を見ると光すら届かぬ冷たくて広大な空間が広がっている…… そこで何者かに突然足を掴まれ、引きずり込まれたら……そんな想像をしてしまい、自分は浅い所でしか泳げません。 暑い夏の夜に、ちょっと涼しいゆっくりいじめを。読んで頂きありがとうございました。 書いた人:ケイネスキー このSSに感想を付ける